ふさわしい祝福

ヤコブは自分の息子それぞれに
ふさわしい祝福をあたえる。
一見、祝福だろうかと思うものもあるが、
それぞれの部族の行く末まで預言される。

またヤコブは祝福の途中で、
「主よ、私はあなたの救いを待ち望む」と
主に祈る。
主の確かな導きを確信していることがわかる。

私たちにもそれぞれふさわしい祝福が与えられている。
それが祝福だろうかと思うこともあるが、
主は私たちを最期まで、導いてくださる。

父よ、あなたのふさわしい祝福と導きを
　心から感謝します。

　彼らを祝福したとき、それぞれに
　　ふさわしい祝福を与えたのであった。
　　　　　　　　　　　　　　　　創世記49：28

秋を感じる季節になりました。体調を崩しやすい時期でもありますね。みなさんの健康が守られ、秋を楽しむことができますように。

王権はユダを離れず

ヤコブは子どもたち一人ひとりに
ことばを与える。
ルベン、シメオン、レビに比べ
ユダに対することばは
恵みに満ちている。

そしてユダの家系から
王が誕生し、その王権は
ユダから離れないと預言される。
この預言はダビデの時代にスタートし、
イエス様によって完成する。

私たちは今、永遠の王イエス様に従い、
多くの実を結び、主の豊かさを味わう者とされている。

父よ、永遠の王であるイエス様が
　私たちを導いてくださっていることを感謝します。

　王権はユダを離れず、王笏はその足の間を離れない。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　創世記49：10

私の羊飼い

イスラエルはヨセフの二人の息子を
祝福する。
祝福の祈りの中で、
イスラエルはわざわい多き人生において、
ずっと主なる神様が羊飼いとして
導いてくださったこと。
そしてすべてのわざわいから
贖われたことを覚えている。

その主の導きと贖いと祝福を
エフライムとマナセが
受け継ぐことができるように祈る。

このような祝福の祈りを
私たちも次の世代へと
引き継ぐことができたら幸いである。

父よ、あなたは私の羊飼いです。
　このあなたへの信頼を次の世代へ
引き継ぐことができますように。

　私の先祖アブラハムとイサクが、
　　その御前に歩んだ神よ。
　今日のこの日まで、
　　ずっと私の羊飼いであられた神よ。
　　　　　　　　　　　　　創世記48：14

聖書箇所：創世記45章1-15節
タイトル：大いなる救い

礼拝堂での礼拝は再開していますが、礼拝ライブ配信を引き続き行っています。9時30分から「イズミンキッズ」（子ども向け）、主日礼拝は10時半から配信しています。

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ヤコブの願い

ヤコブはヨセフに自分が死んだら、
約束の地カナンの先祖たちの墓に
葬って欲しいと願います。
その願いをヨセフは受け入れるのです。

ヤコブの一生は彼がファラオに話したように
「いろいろなわざわい」がありました。
苦しみを何度も通らされたのです。

でも彼はいつでも主の約束のことばを
握りしめ、その確かさに生きてきました。
その祝福を継がせることが
彼の最後の使命だったのです。

私たちもみことばの確かさによって
常に励まされています。
また主の祝福を受け継ぐ者として
召されたのです。
この恵みを覚えて、主の祝福をもって
人々を祝福する者でありたいと願います。

父よ、あなたのみことばの約束を
　ありがとうございます。
また私たちがあなたの祝福を
　受け継ぐ者とされていることを感謝いたします。

　見よ、わたしはあなたに多くの子を与える。
　　あなたを増やし、あなたを多くの民の群れとし、
　この地をあなたの後の子孫に永遠の所有地として与える。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　創世記48：4

一つの掟

エジプト全土、およびその近隣諸国の飢饉が
ひどかったので、人々は衰え果てます。
そのため食料を求めて、エジプト人は
銀、家畜、土地などすべての財産と引き替えに、
食料を手に入れるのです。

一方、ヨセフは彼らから搾取するだけした
わけではありませんでした。
土地を管理させるのです。
そして収穫の五分の一をファラオに納め、
五分の四を自分たちのために使って良いと
一つの掟を定めました。

本来、すべての収穫はファラオのものでした。
何一つ彼らの自由になるものなどなかったのです。
それにもかかわらず、ヨセフは五分の四を
彼らの生活のために与えます。

同じように私たちに与えられているものは
すべて主のものです。
けれど主は私たちが十分の一をささげ、
後の十分の九を私たちに任せてくださいました。
十分の一をささげるのは、主なる神様が
私たちの主であることを私たちが忘れないため。

私たちが主にささげるとき、常にすべてを備え、
与えてくださる主に感謝を
捧げることができたら幸いです。

父よ、私たちに与えられているすべてのものは、
　あなたのものです。
このことをいつも忘れることなく、
　あなたに感謝をもって捧げる者とさせてください。

　ヨセフは、エジプトの土地について、
　　五分の一はファラオのものとしなければならないという、
　一つの掟を定めた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　創世記47：26

父との再会

ヨセフは約20年ぶりに父ヤコブと
再会する。
またヨセフは父たちや兄弟たちが
住むにふさわしい場所を提案し、
ファラオへの応答の仕方も指南する。

父ヤコブはファラオの前に立ち、
自分のこれまでの歩みを語る。
ヤコブの「私の生きてきた年月はわずかで、
いろいろなわざわいがあり」は本心だろう。
彼は多くの苦しみを経験した。
自らの弱さ、欠けゆえでもあるが、、

それでも主はヤコブとともにおられた。
その主の導きを信じているからこそ、
ファラオを主の御名で祝福する。

私たちの人生もいろいろある。
すべてが上手くいくことなどあり得ない。
けれど主は私たちを導き、
主の祝福をもって人々を祝福するように
私たちを招いておられる。

父よ、ヤコブの人生、本当に色々ありました。
　それでも主がともにおられ導かれたように、
私たちをも導き、祝福のもといとさせてください。

　私がたどってきた年月は百三十年です。
　　私の生きてきた年月はわずかで、
　いろいろなわざわいがあり、
　　私の先祖がたどった日々、
　生きた年月には及びません。
　　　　　　　　　　　　　　創世記47：9

エジプトへ出発

イスラエルは家族、すべての財産とともに、
エジプトに下る。
その途中、ベエル・シェバで
主なる神様を礼拝する。

約束の地を離れることに
複雑な思いがあったヤコブを
主なる神様は励まされる。
ともにいて、大いなる国民にしてくださると。
さらに再びカナンの地に連れ上ると
約束してくださる。

ヤコブは不安と恐れの中でも
主の導きを信じ、進む。
私たちの歩みも不確かなことが多い。
けれど主はいつでも私たちとともにいて、
私たちを祝福してくださる。

父よ、ヨセフとともにいてくださったように、
　今日も私たちとともにいてくださることを
ありがとうございます。

　わたしは神、あなたの父の神である。
　　エジプトに下ることを恐れるな。
　わたしはそこで、あなたを大いなる国民とする。
　　　　　　　　　　　　　　　　創世記46：3