【日々のみことば】10月23日

知恵のある女性[サムエル記第二 20:13-26]

この女は知恵を用いて、
 民全員のところに行った。
          Ⅱサムエル20:22

シェバが逃げ込んだ町を
ヨアブたちが包囲します。
そして城壁を破壊して、
彼を捕えようとするのです。

その時、一人の知恵のある女性が
登場します。
彼女は自分たちの町を守るために、
勇気をもって立ち上がるのです。

彼女は知恵を用いて、
ヨアブを説得します。
また知恵を用いて、
シェバを打つのです。

彼女がいなかったら町は破壊され、
もっと多くの犠牲が出たことでしょう。
平和を造り出すものとして
彼女は知恵を用いて事態を収拾するのです。

私たちも平和を造り出すものとして、
主なる神様から召されています。
それはとても勇気のいることです。

しかし平和の君であるイエス様が
いつも私たちとともにいてくださいます。
そして私たちの成すべきことを
教えてくださるのです。

だからこそ私たちは主にあって
平和を造り出すことができます。
今週も遣わされる先々で、
主の知恵を用いて平和を造り出せますように。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、平和の君であるキリストとともに

平和を造り出すものとしてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】10月22日

分裂の兆し[サムエル記第二 19:40-20:12]

すべてのイスラエルの人々は、
 ダビデから離れ、
ビクリの子シェバに従って行った。
          Ⅱサムエル20:2

ダビデがエルサレムに戻るとき、
ユダの人々とイスラエルの人々が
対立します。

これまで統一王国として、
一つとなっていたイスラエルが
分裂する兆しがここにあるのです。

またベニヤミン人シェバは
イスラエル人の思いを代弁して、
角笛を吹き鳴らして歌います。

「ダビデのうちには、
 われわれのための割り当て地はない。
 エッサイの子のうちには、
 われわれのためのゆずりの地はない。
 イスラエルよ、それぞれ自分の天幕に帰れ。」

それからイスラエルの人々は、
ダビデから離れ、シェバに従うのです。
そんな中でもダビデはエルサレムに帰還し、
王として再び立てられます。

そしてイスラエルを再び一つとするために、
シェバを追うようにアビシャイに命じるのです。
この途中、ヨアブはまたもダビデの思いに反して
マアサを殺してしまいます。

ダビデには、予想外のことが
次から次に起こり、試練は続くのです。
でもダビデは主に頼りつつ、
主の民を一つにするために働きます。

私たちも主にあって一つになることに
難しさを感じることがあるのです。
想定外のことが起こり、
一致が乱れることもあります。

それでも忍耐して、主に祈り、
キリストにあって一つとなるように
働くことができたら幸いです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、キリストにあって一つとなるために

私たちを用いてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】10月21日

ダビデを迎えた人々[サムエル記第二 19:16-39]

王はシムイに言った。
「あなたは死ぬことはない。」
王は彼にそう誓った。
        Ⅱサムエル19:23

ダビデがエルサレムに戻るにあたり、
多くの人たちがダビデを迎えに来ます。
その一人がシムイでした。

彼はダビデがアブサロムから
追われてエルサレムから出て行くとき
ダビデに呪いのことばをかけ、
石を投げつけたのです。

けれど一転して、
ダビデにあわれみを請い、
悔い改めます。

それをダビデは受け入れ、
彼を赦すのです。
どうしてダビデは彼を
赦すことができたのでしょうか。

それはシムイの行為が
主から出ていたことだと
信じていたからです。

また主がダビデの忍耐を覚え、
エルサレムに戻る道を
用意してくださったことを
知っていたからです。

ダビデは主のゆえに
シムイを赦すことができたのです。

私たちにも敵対する人たちがいます。
なぜか分からないけど、
攻撃してくる人がいるのです。

それに耐え忍ぶ力が与えられますように。
そしてその人たちが和解を申し入れてきたら、
主にあって赦す心が与えられますように。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたにあって赦す心を与えてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】10月20日

心動かされる人々[サムエル記第二 19:1-15]

すべてのユダの人々は、
 あたかも一人の人のように
心を動かされた。
        Ⅱサムエル19:14

アブサロムの死を嘆き悲しむ
ダビデにヨアブは警告します。
それに従いダビデは
民たちに語るのです。

また全イスラエルの間で、
ダビデを王として連れ戻そうとする
動きが出てきます。

けれどダビデの出身部族である
ユダの側からはそのような声が
聞こえないのです。

ダビデに対する後ろめたさが
あったのでしょうか。
その彼らにダビデは
自分を連れ戻すのをためらうなと伝えます。

またアブサロムの側についた
マアサがヨアブに代わって
軍の長になることを決めるのです。

ヨアブ兄弟の身勝手な行いによって
ダビデはいつも苦しめられていました。
その彼らを退けて、新しい体制を
立てることをダビデは願っていたのです。

このようなダビデのことばを聞き、
ユダの人々の心は動かされます。
一致してダビデを迎えるために、
ヨルダン川まで行くのです。

ダビデの王としての再出発が
ここに記されています。
マイナスに見える一つひとつの出来事が
主にあってプラスに変えられるのです。

そして王としての立場が
さらに確立され、
ソロモンに引き継がれていきます。

私たちの人生でも、すべてのことが
一旦壊される経験をすることがあるのです。
それは私たちにとって大きなチャレンジですが、
それを通して私たちの歩みが主にあって確かにされます。

この恵みを覚えつつ、
今日も主の御手にゆだねていきましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたにあって壊され、

あなたにあって建て上げられることを信じます。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】10月19日

ダビデの嘆き[サムエル記第二 18:19-33]

王は身を震わせ、
 門の屋上に上り、そこで泣いた。
          Ⅱサムエル18:33

ダビデはアブサロムの死を
告げられると身を震わせ
泣きます。

アブサロムに追われる
身でありながら、
息子の死はダビデにとって
大きな悲しみだったのです。

ダビデは自分が彼の代わりに
死ねば良かったと嘆きます。
アムノンに続き、息子が続けて
死ぬことはどれほどの苦しみだったでしょう。

またダビデの態度から彼が
アブサロムを心から
愛していたことが分かります。

サウルの時もそうでしたが、
ダビデはアブサロムを恨み続けることなく、
赦し愛していたのです。

それをアブサロムは知ることなく、
殺されてしまいます。
赦されず、愛されていないと
感じながら生きることは何と辛いことでしょう。

私たちも常に赦され、愛されています。
主は私たちが滅びること、
悲しみに沈み、反抗し続けることを
悲しまれるのです。

ですからいつでも主の愛の内に戻り、
主の赦しの中にあることを覚えて
日々歩んで参りましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたに愛され、

赦されていることを忘れませんように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】10月18日

アブサロムの死[サムエル記第二 18:1-18]

「私に免じて、若者アブサロムを
 ゆるやかに扱ってくれ。」
          Ⅱサムエル18:5

ダビデはアブサロムを王とする
イスラエルとの戦いを前にして
アブサロムをゆるやかに扱ってくれ、
すなわち殺さないでくれと命じます。

これはアブサロムに対する
ダビデのあわれみでした。
アブサロムが謀反を起こしたのも
自分のせいであると思っていたからです。

けれどヨアブはダビデの命令を無視して、
アブサロムを殺してしまうのです。
ヨアブは前にもアブネルを
殺しています。

彼は優秀な兵士だったかもしれませんが、
自分の感情のままに動き、
王の心を良く理解しようとしないのです。

ですからソロモンの時代に
彼は討ち取られるのです。

私たちも感情のおもむくままに
色々なことをしてしまうことがあります。
それによって多くの失敗をするのです。

そうならないために、
主が何を望んでおられるのかを
常に思い巡らし、主のみこころに
従う者とさせていただきましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、自分の願い・思いではなく、

あなたのみこころを行う者とさせてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】10月17日

ダビデに対する助け手[サムエル記第二 17:15-29]

彼らが「民は荒野で飢えて疲れ、
 渇いています」と言ったからである。
          Ⅱサムエル17:29

ダビデとの約束通り、フシャイは
見聞きしたことを祭司ツァドクと
エブヤタルに伝えます。

さらに彼らが他の使者に
伝えていくのですが、
途中でアブサロムの部下に
見つかってしまうのです。

ところが彼らは住民にかくまわれ、
見つかることなく、無事にダビデに
情報が伝わります。

そのためダビデたちはアブサロムたちが
追いつく前にヨルダン川を
渡ることができたのです。

さらに大きな助けがダビデに与えられます。
ダビデたちが着いたマナハイムに
多くの食糧が届けられるのです。

それは人々が「民は荒野で飢えて疲れ、
渇いています」という声を
聞いたからです。

このようにダビデは行く先々で、
主の助けをいただき、
すべての必要が満たされました。

同じように主は飢え疲れ渇く
私たちを満たしてくださるのです。
この恵みを覚えて、
今週も歩んでまいりましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたが飢え渇き疲れる私たちを癒やし、

満たしてくださることを感謝します。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。