【日々のみことば】11月21日

力が抜ける[ダニエル書 10:1-9]

内からは力が抜け、
 顔の輝きも一変して、
力も保てなくなった。
          ダニエル 10:8

ダニエル一人が幻を見ます。
他の人たちは、幻と御使いを
見ることがありませんでしたが、
恐怖に襲われるのです。

一方、ダニエルも幻を見て、
内から力が抜け、
力が保てなくなるのです。

そればかりでなく、顔を伏せて
地に倒れ、深い眠りに陥ります。
これらはすべて主のみわざでしょう。

みことばを聞くとき、
自分の無力さに気づかされます。
みことばを聞くとき、
主の前にひれ伏さざるを得なくなるのです。

そういう経験を重ねていく中で、
私たちは主の御声に聴くに
ふさわしい者へと整えられていきます。

そして少しずつ主が語られることばを
悟ることができるようになるのです。
今日もみことばの前に深くへりくだり、
主の御声を悟る心を与えていただきましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、みことばを深く悟る心を与えてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月20日

永遠の義[ダニエル書 9:20-27]

それは、背きをやめさせ、
 罪を終わらせ、
咎の宥めを行い、
 永遠の義をもたらし、
          ダニエル 9:24

ダニエルが祈っているとき、
ガブリエルがやってきて、
告げます。

ガブリエルはダニエルが主に
特別に愛されている者として
みことばを聞き分け、
幻を理解するように命じます。

七十週という定めの期間、
その期間に主は背きをやめさせ、
罪を終わらせ、咎の宥めを行い、
永遠の義をもたらすと。

その期間はとても大変で、
大きな試練がやってくると
預言されます。

けれど最終的に主に
敵対する者に
破滅がもたらされ、
主の永遠の義が成就します。

私たちの正しい行い、
ふさわしい悔い改めによって
主の永遠の義が
成就するのではありません。

イエス様の十字架の死と復活によって、
主の義が、主の正しさが
成し遂げられたのです。

そして主の義にあずかるには
ほど遠い者たちであった私たちも
イエス様にあって父なる神様の前に
義とされました。

このように主にあって正しいと
認められた私たちに与えられた使命は、
さらに主の義が広がって行くために、
主に仕え、主を証ししていくことなのです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、主イエス様にあって永遠の義を

成してくださり、今、私たちもあなたの前に
 義と認めてくださることを感謝します。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月19日

あわれみと赦しは主にある[ダニエル書 9:1-19]

あわれみと赦しは、
 私たちの神、主にあります。
          ダニエル 9:9

ダニエルはエルサレムの荒廃の期間が、
七十年であることを主がエレミヤに
与えられた預言によって知ります。

そこで彼は悔い改めて、
主の前に祈り、告白するのです。
彼は先祖の罪を自らの罪として、
罪を告白します。

またダニエルは主のあわれみと
赦しに委ねるのです。
そして主ご自身のために、
聖所に御顔の光を照り輝かせてください。
救いを遅らせないでくださいと祈ります。

私たちの救いも、私たちに対する主のあわれみも
私たち自身のため以上に、主のためです。
主の栄光が豊かに現されるために、
主は私たちを救い、あわれんでくださるのです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あわれみと赦しは、あなたにあります。

私たちを通して、あなたの栄光が現されますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月18日

人の手によらず[ダニエル書 8:15-27]

しかし、人の手によらずに
 彼は砕かれる。
          ダニエル 8:25

ダニエルは自分がみた幻の意味を
理解したいと願ったとき、
ガブリエルが遣わされ、
幻の意味を告げます。

一つ一つの出来事は
国々の行く末を
意味していたのです。

また治世の終わりに、
一つの国が権力を増し、
好き勝手なことをして、
聖なる民をも滅ぼします。

しかし主は25節の終わりで、
「人の手によらずに
  彼は砕かれる」
と預言されるのです。

高慢さはいつかは主によって
砕かれます。
それは確かな真実。

でもそれはいつになるかは
人には知らされていません。
主の時があり、主の秘め事。

今の世は、どうでしょうか。
主を主とせず、多くの人の心は
高ぶり、欺きが横行しています。
その心を主は砕かれるのです。

私たちも他人事ではありません。
私たちもすぐに高ぶり、
主を忘れてしまう弱さがあるのです。

そんな私たちを今日も
主は砕いてくださり、
主の真実に生きるように
招いてくださいます。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたの前に高ぶる私たちを砕き、

あなたの真実に生かしてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月17日

聖所の正しさ[ダニエル書 8:1-14]

そのとき聖所の正しさが確認される。
          ダニエル 8:14

ダニエルはベルシャツァルの時代、
もう一度、前回と似たような幻を見ます。
それは高ぶった国同士が
争いをするものでした。

それだけでなく主にさえ逆らい、
聖所の基をくつがえし、
真理を地に投げ捨てて
高慢の限りを尽くします。

でもそれは永遠に続きません。
最終的に聖所の正しさが
確認されると告げられるのです。

主は人々の高慢さを忍耐され、
ご自分の御名が汚されることを
耐え忍ばれます。

けれど最終的に主の聖所の正しさ、
主の正しさがすべての人々の前に
確認され、主の御名があがめられるのです。

このことを覚えつつ、
真理が地に投げ捨てられ、
クリスチャンとしての生き方が否定されても
主の素晴らしさ、主の正しさが
確認されるときを待ち望みましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、必ずあなたの正しさが

確認されることを待ち望みます。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月16日

心にとどめる[ダニエル書 7:15-28]

私ダニエルは、いろいろと
 思い巡らして動揺し、
顔色が変わった。
 しかし、私はこのことを
心にとどめた。
          ダニエル 7:28

幻を見たダニエルは、
悩み、おびえます。
その意味を側にいた人に聞き、
彼は説き明かしてくれるのです。

この説き明かしを聞いて、
ダニエルはさらに動揺し、
顔色が変わります。

けれどダニエルは
ただ動揺するだけでなく、
それを心にとどめるのです。

マリアも羊飼いから話しをきいたとき、
すべてを心に納めて、
思いを巡らしました。

私たちも良く理解できないことが
出てきたとき、それをすぐに
理解しようとするのではなく、
心にとどめることも大切でしょう。

みことばも、そうです。
理解できない、受け入れられないことが
あるかも知れません。

その時、否定したり、無視するのではなく、
この意味するところは何だろうかと
思い巡らすなら主が最善の時に、
答えをくださるのです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたのみことばを思い巡らし、

心にとどめて歩めますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月15日

人の子のような方[ダニエル書 7:1-14]

見よ、人の子のような方が
 天の雲とともに来られた。
          ダニエル 7:13

7章以降、ダニエルの見た幻と
その説き明かしが記されています。
まずバビロンやメディアなど
近東地域の興亡が預言されているのです。

でもただ国が興ったり、
滅びたりするだけでなく、
その中心には「年を経た方」が
御座に着かれています。

このお方こそ主なる神様でしょう。
主なる神様は好き勝手に生きる
国々をさばかれます。

それだけでなく13節を見ると
「人の子のような方が
 天の雲とともに来られた」
とあります。

この人の子のような方は
イエス様のことです。
色々な国が権力争いをする中、
最終的にキリストにすべての
主権と栄誉と国が与えられます。

すなわち主なる神様を第一とする
神の国がキリストによって
完成するのです。

このようにダニエルの時代から、
イエス様が遣わされ、
神の国が成就することが
預言されていたことが分かります。

主のことばは空しく
地に落ちることなく、
人の考えや知恵によらず、
すべて成し遂げられるのです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたのみことばが

すべて成就することを感謝します。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月14日

ダレイオス王の賛美[ダニエル書 6:16-28]

この方こそ生ける神、
 永遠におられる方。
その国は滅びることなく、
 その主権はいつまでも続く。
          ダニエル 6:26

王は穴に投げ込まれたダニエルに
「おまえがいつも仕えている神が、
 おまえをお救いになるように」と
語ります。

異教の神々を信じる王が、
ダニエルの信じる神に信頼し、
ダニエルの救いを委ねるのです。
そして一晩中、断食します。

翌朝早く、穴に近づき、
ダニエルの無事を確認すると、
王は喜び、ダニエルを穴から
引き上げるように命じるのです。

ダニエルは主がライオンの口を
ふさいでいたため、
何の傷もありませんでした。

この出来事を通してダレイオス王は
ダニエルの信じる神こそ、
生ける、永遠におられる神であると
信仰告白するのです。

ダニエルが右往左往することなく、
主に信頼した結果、
主の栄光が現されます。

私たちも主に信頼して歩むならば、
失望することなく、
主の栄光を現す器となるのです。

主をまだ信じていない人が
主こそ神と信仰告白へと
導かれることでしょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたに信頼して、

あなたの栄光を現す器とさせてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。