【日々のみことば】11月5日

心の思いを知るため[ダニエル書 2:24-30]

その意味が王に告げられることによって、
 あなたの心の思いを
ご自身がお知りになるためです。
             ダニエル2:30

夜、幻によって王の夢の
秘密を知ったダニエルは、
早速、王のところに行きます。
そして王に言うのです。

王が求めている秘密を
知者たちでは明らかにできない。
天の秘密を明らかにしてくださるのは、
唯一の主なる神様であると。

また王に与えられた夢は、
これから必ず起こることであると
告げるのです。

ではなぜ主なる神様は
王に夢を見せられたのでしょうか。
それは王の心の思いを
王が知るためでした。

王は恐らく大きな権力と財産によって
心が高ぶっていたのでしょう。
自分の国がずっと安泰で、
何も心配がないと感じていた。

そんな高慢な思いがあることを
王自身が知り、へりくだるために、
主は夢で王に語りかけられたのです。

このように主は様々な手段で
私たちの心の思いを
自分自身が知るために
働きかけてくださいます。

その時、私たちは自らの高慢さを
素直に認め、悔い改めて
歩んでいくことができたら幸いです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、私たちの心の思いを明らかに

してくださることを感謝します。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月4日

神にあわれみを乞う[ダニエル書 2:14-23]

この秘密について天の神に
 あわれみを乞うためであった。
          ダニエル2:18

ダニエルは王の使者に対して
知恵と思慮深さをもって対応します。
そして王がなぜ知者たちすべてを
殺そうとしているかを知るのです。

ダニエルは、王のところにすぐに行き
猶予を与えてくれるように願います。
その後、彼の同僚たちに、
すべてのことを話すのです。

ダニエルはただ焦るのではなく、
ともに天の父なる神様に
あわれみを乞うのです。

私たちも様々なチャレンジが
与えられたとき、
自分の力で何とかしようとする前に
状況を分かち合い、
ともに祈ることができたら幸いです。

主はあわれみを乞う
私たちの祈りを聞いて、
必要な助けを与えてくださることでしょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、私たちの祈りを聞いて、

確かな助けを与えてくださることを信じます。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月3日

王の心騒ぎ[ダニエル書 2:1-13]

ネブカドネツァルは何度か夢を見た。
 そしてそのために心が騒ぎ、
彼は眠れなかった。
            ダニエル2:1

ネブカドネツァル王は、夢を見ます。
それによって彼の心が騒ぎ、
眠れなくなるのです。

王は国中で夢を説き明かすことが
できそうな者たちを呼び寄せます。
けれど彼らにどのような夢を見たか、
教えないのです。

王は夢を教えたら、
彼らが適当に答えて、
報酬を得ようとするのではないかと
疑っていたからです。

これによって知者たちは
困ってしまいます。
彼らが言うように、
人の心のうちを明らかに
できる人などいないからです。

それを聞いて王は大いに怒り、
バビロンの知者たちをすべて
滅ぼせと命じるのです。
このことはダニエルたちにも及びます。

王には信頼できる助言者が
いなかったようです。
だからこそ捕囚のユダヤ人の中から
自分に仕える者を選んだのでしょう。

彼は本当に必要なときに
必要な助けを与えてくれる
真の助言者を求めていました。

私たちには、真の助言者がいるでしょうか。
何か悩み苦しみがあるとき、
それを打ち明けられる人が
与えられているでしょうか。

また私たちにとって大きな恵みは、
私たちのすべてをご存じで、
私たちに常に寄り添って
助けてくださるイエス様がおられることです。

ですから思い煩いをすべて
主イエス様に委ね、
主の助けを待ち望みましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、私たちの助言者、

助け手であるイエス様を感謝します。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月2日

顔色が良かった[ダニエル書 1:8-21]

十日が終わると、彼らは、王が
 食べるごちそうを食べている
どの少年よりも顔色が良く、
 からだつきも良かった。
             ダニエル1:15

ダニエルたちは自分たちの身を
汚さないようにさせてくれ、と
宦官の長にお願いします。

恐らく王が食べるごちそう、
お酒などは異教の神々に
ささげたものであったのでしょう。

ですからダニエルたちは
野菜と水だけを食べさせて、
王の食事を食べている者たちと
自分たちを比べて欲しいと願います。

興味深いのは、イスラエル人の中でも
王の食事を食べることに
何の抵抗も感じなかった者たちが
多くいたことです。

そのことをダニエルたちはさばくのではなく、
自分たちだけが主の前に正しいと
思えることを行います。

結果的にダニエルたちは、
王の食事を食べているどの少年よりも
顔色が良く、体つきも良かったのです。
そして彼ら4人が王に仕えることになります。

私たちもダニエルたちのように
主の前に何が正しいかを考え、
行動していくことができたら幸いです。
それを主は祝福してくださるでしょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたの前に何が正しいかを考え、

行動していくことができますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月1日

バビロン捕囚の後に[ダニエル書 1:1-7]

主は、ユダの王エホヤキムと、
 神の宮の器の一部を彼の手に渡された。
             ダニエル1:2

今月はダニエル書から主の御声を
ともに聞いていきましょう。
南ユダがバビロンによって
陥落した後の出来事が記されています。

主はエホヤキムと、神殿で用いていた
器の一部をバビロンの王の手に
渡されるのです。

また多くのユダヤ人たちが
バビロンに捕囚されていきます。
そのうちの数人を王様は、
自分に仕えるしもべとして選ぼうとするのです。

王様はただユダヤ人を奴隷として
捕囚してきたわけではなく、
彼らの能力を認め、彼らを積極的に
用いようとしています。

ダニエル書を見ると、主なる神様が
どこまでもユダヤ人を見捨てずに愛し、
導いておられることが分かるのです。
そして異教の地において、
ご自身の栄光を現されます。

同じように主は私たちを常に愛し、
導いてくださるのです。
また私たちを通して、
まだ主を知らない人たちに
ご自身の栄光を現されます。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、常に私たちを見捨てず、私たちを通して

ご自身の栄光を現してくださり、ありがとうございます。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。