【日々のみことば】12月21日

愛のゆえの懇願[ピレモンへの手紙1:1-16]

むしろ愛のゆえに懇願します。
          ピレモン9

パウロはオネシモのことを
ピレモンにお願いしています。
オネシモはピレモンの
奴隷であったようです。

けれどオネシモはピレモンに
何かしらの損害を与え、
逃げてしまうのです。

その逃亡先で、オネシモは
パウロに出会い、彼を通して、
救われます。

そしてパウロはピレモンのもとに
オネシモを戻すのです。
ピレモンにとって、オネシモは
以前、役に立たないものでした。

損害を与えた憎き者だったことでしょう。
でもパウロは愛のゆえに懇願します。
オネシモを愛する兄弟として
受け入れるように。

これはピレモンにとって
簡単なことではなかったでしょう。
そのことをパウロはよく分かっていた。
だから、このような手紙を書いたのです。

そしてオネシモを赦し、
兄弟として受け入れることで、
ピレモンの心に平安が与えられることを
心から願いました。

私たちも自分に損害を与えた人を、
許すことは難しいです。
でも私たちがキリストの愛ゆえに許し、
兄弟として迎え入れるなら
私たちの心に主からの平安が訪れることでしょう。

父よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 主よ、キリストの愛ゆえに許す者と変えてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。