【日々のみことば】5月27日

サウルの焦り[Ⅰサムエル13:1-23]

愚かなことをしたものだ。
 あなたは、あなたの神、
が命じた命令を守らなかった。
         Ⅰサムエル記13:13

イスラエルの王となったサウルは、
ペリシテ人との戦いのために備えます。
この時、ペリシテ人がイスラエルの
領土に深く侵入していることが分かります。

けれどサウルはペリシテ人と積極的に
戦おうとしないのです。
一方、息子のヨナタンは
ペリシテ人の守備隊長を打ち殺します。

このことが引き金となり、
ペリシテ人はイスラエルと戦うために
兵を増強するのです。

これを見たイスラエル人の多くは
追い詰められ、隠れます。
それ以外の兵士も震えながら
サウルに従うのです。

さらにサムエルが約束の日になっても
来ないので、兵たちはサウルから
離れていこうとします。

焦った彼は自らで全焼の
ささげ物をささげ、
主が味方であることを
印象づけようとするのです。

しかし全焼のささげ物を
ささげることは
彼のすべきことではありませんでした。

サムエルは彼に「愚かなことをしたものだ」
と非難します。
そしてサウルが主の命じたことを
守らなかったので、彼の王国は立たない。
他の人がイスラエルの君主となると告げるのです。

このようにサウルの焦り・
忍耐のなさが、
大きな失敗を招きます。

私たちも焦ったり、忍耐できずに
失敗する時があるのです。

そうならないために
状況が悪い時には主の前に静まり、
主のか細い御声に耳を
傾けていけたらと願います。

父よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたのか細い御声に

聴くことができますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。