【日々のみことば】5月29日

サウルの誓い[Ⅰサムエル14:24-35]

サウルは主のために祭壇を築いた。
 これは、彼が主のために築いた
最初の祭壇であった。
         Ⅰサムエル記14:35

サウルは兵たちの食欲という
欲望を押さえ込んで戦うなら、
その努力に神様が報いてくださる。

そして自分たちの忍耐、努力こそが
ペリシテ人に勝利するための
唯一の手段だと考えていたのです。

その証拠にサウルは
「主が私たちを救ってくださるまで」ではなく、
「私が敵に復讐するまで」と誓っています。

彼は主なる神様ことを二の次に考え、
自分の努力、力ばかりを強調するのです。
しかしサウロが誓いを立てる前に、
すでにペリシテ人たちは同士討ちをして、
非常な混乱状態にありました。

主なる神様はサウロの忍耐、努力とは
全く関係なく、イスラエルを
救おうと介入されていたのです。

このようにサウルの誓いは、
神様の前に無力だけでなく、
ただ兵たちを苦しめ、
疲れさせるだけであったことが分かるのです。

私たちも禁欲的に生きることで
主から祝福をいただこうと
考えることがあります。
これは自分をただ誇るためです。

そしてそのような禁欲は
自分だけでなく、周りの人を
苦しめることになるのです。

禁欲的ではなく、
主が何を求めているかを
思い巡らし、喜びと感謝をもって
主に仕えることができたら幸いです。

父よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、感謝と喜びをもって

あなたに仕える者とさせてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。