再び主の怒りが[サムエル記第二 24:1-17]
「それは私には非常に辛いことです。
主の手に陥らせてください。
主のあわれみは深いからです。
Ⅱサムエル24:14
ダビデは再び主の怒りを
引き起こしてしまいます。
平行箇所の歴代誌第一によると
サタンにそそのかされたとあるのです。
いずれにしてもダビデは、
主のみこころを損なってしまいます。
多くの部下たちは彼に民の数を
数えることを拒絶しているのです。
でもダビデの心は頑なにされ、
強引に民を数えさせます。
その後、ダビデは良心の
とがめを感じるのです。
そして主に自らの罪を
告白します。
しかしダビデは罪の報いを
受けることになるのです。
その選択肢は三つ。
一つは七年間の飢饉。
二つ目はダビデが敵に3ヶ月追われる。
三つ目は国中に三日間疫病がある。
それに対してダビデは、
主の手に陥らせてくださいと
願うのです。
人の手に陥ることを恐れます。
それはダビデが主のあわれみ深さを
知っていたからです。
この主の手に陥るというのが
どういうことなのか定かではありません。
自分が主に打たれ、
何日か苦しむことを
意味していたのかもしれない。
けれど主は国中に
疫病を下されたのです。
そして多くの人が苦しむ姿を見て、
主はわざわいを下すことを思い直されます。
このように自分の罪のために
自分の民が苦しむのは、
ダビデにとって本当に
辛いことだったでしょう。
この箇所は疑問がたくさん出てきます。
でも一つだけ確かなことは、
わざわいを下すことを
思い直されたという主のあわれみです。
主はずっと怒っておられない。
主はずっとさばかれない。
豊かな赦しとあわれみをもって
私たちを救ってくださるのです。
この主のあわれみにすがる
一週間でありますように。
主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
父なる神様、あなたのあわれみは
尽きないということを心から信じます。
*聖書箇所は「日々のみことば」
(日々のみことば出版委員会)にもとづいています。