【日々のみことば】5月21日

主に立ち返る[使徒の働き 9:32-43]

リダとシャロンに住む人々は
 みなアイネアを見て、
主に立ち返った。
            使徒 9:35

ペテロの宣教の様子が
記されています。
まずリダに住んでいた
アイネアを主イエス様の御名に
よって癒やすのです。

そしてリダの人々は
アイネアを見て、
主に立ち返ります。

ただアイネアが癒やされたことに
驚いたわけではないのです。
これはとても大切な視点ですね。

力あるみわざばかりを求め、
主に立ち返ることがない
そんな状況もあることでしょう。

何が違うのでしょうか。
それは主を求める
思いがあるかないか。

私たちはどうでしょうか。
主の力あるわざを求め、
しるしを要求していないでしょうか。

私たちにとって一番のみわざは
私たちが主のあわれみによって
イエス様の御名によって救われ、
罪から解放されたこと。

この私たちの姿を見て、
周りの人たちが主に立ち返る。
そのことを主に祈り求め、
主の復活の証人として
歩むことができたら幸いです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたの恵みによって

救われたことを覚え、
 あなたの恵みを証ししていくことができますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】5月20日

主の御名によって大胆に[使徒の働き 9:19-31]

サウロはエルサレムで
 使徒たちと自由に行き来し、
主の御名によって大胆に語った。
            使徒 9:28

目からうろこのような物が
落ちて目が見えるようになった
サウロはダマスコのユダヤ人会堂で
イエス様こそ神の子であると
宣べ伝え始めます。

それを聞いた多くのユダヤ人は
驚くのです。それもそのはず。
数日前までユダヤ人クリスチャンを
皆殺しにしようと息巻いていたのですから。

しかしサウロはますます力を増し、
イエス様がキリストであることを
証明して、人々をうろたえさせます。

このようにサウロが
変わることができたのは
主イエス様に出会い、悔い改め
聖霊なる神様が与えられたからでしょう。

でもこのようにサウロが180度
変えられたことを
ユダヤ人たちは良く思いません。
彼を殺そうとするのです。

迫害する者が
迫害される立場になる。
ですからダマスコから
エルサレムに逃げるのです。

エルサレムでユダヤ人クリスチャンは
すぐにサウロを受け入れられません。
彼がイエス様を信じたと、
信じられず、彼を恐れるのです。

そんな彼らにバルナバが
彼が本当に救われたことを
説明してくれました。

その結果、使徒たちは
サウロを仲間として受け入れ、
それによってさらに大胆に
サウロは福音宣教を続けるのです。

サウロの回心は、初代教会にとって
大きな力となったことでしょう。
でもユダヤ人にとっては脅威でした。
だから彼を迫害するのです。

このように自分を迫害する彼らを
サウロは恨まず、彼らが救われることを
心から願っていることがローマ書9章を
見るとよく分かります。

彼はただ一方的に主のあわれみを
受けたものとして、多くのユダヤ人が
主のあわれみを受け入れてほしいと
宣教を続けたのです。

私たちも主のあわれみによって
救われました。この救いは
私たちのためだけではないのです。

私たちを通して多くの人が
主のあわれみに与り、
救われるため。

そのために今日もそれぞれの
場所に主によって
遣わされて行くのです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたのあわれみによって

救われた者として大胆にイエス様は
 キリストであると語り続けることができますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】5月17日

サマリアでの宣教[使徒の働き 8:9-25]

こうして、使徒たちは証をし、
 主のことばを語った後、
エルサレムに戻って行った。
            使徒 8:25

ピリポがサマリアで宣教をすると、
多くの人が神の国とイエス様の
名について信じます。

その報告を聞いたペテロと
ヨハネは、サマリアに行くのです。
そしてサマリアのクリスチャンたちが
聖霊を受けるように祈りました。

この出来事を見ていたのが、
サマリアで魔術を行っていた
シモンという人でした。

彼も信じて、いつもピリポに
付き従っていたのです。
でも彼は神さまの力を
自分のものとしようとします。

これをペテロは指摘して
彼に悔い改めを迫るのです。
これを受けて、シモンは自らの
罪を認め、悔い改めます。

シモンの不信仰を前にして
私自身問われたのです。
自分の願いは、
神さまの前に正しいか。

自分のことばかり考えて、
主の素晴らしいみわざを
無にしていないか。

今日も主を第一とし、
主のみこころに生きることが
できますように。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたのみこころに

生きるものとさせてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】5月16日

迫害の中で[使徒の働き 7:54-8:8]

散らされた人たちは、
 みことばの福音を
伝えながら巡り歩いた。
            使徒 8:4

ステパノの弁明、福音を聴いても
イスラエル人は悔い改められない。
逆にステパノに対して
激しい憤りを感じるのです。

そしてステパノに石を
投げつけます。
そのときステパノは
どうしたでしょうか。

自らを主に委ね、
自分を迫害する者たちの
ために祈るのです。

このステパノの迫害で
初めて登場するのが、
サウロでした。

彼はステパノを殺すことに
賛成していました。
キリスト教徒迫害の
急先鋒だったのです。

さてステパノの件をきっかけに
エルサレム教会に対する
激しい迫害が起こります。

そして使徒以外のキリスト者は
ユダヤとサマリアの諸地方に
散らされていくのです。

でも彼らはただ逃げた
わけではありませんでした。
みことばの福音を伝えながら
巡り歩くのです。

こうしてエルサレムから
始まった宣教の働きは
ユダヤとサマリアへと
広がって行きます。

ステパノの死、
教会が荒らされること、
キリスト者の投獄。
どれも辛い出来事です。

しかし迫害を通して
キリスト者たちはさらに
信仰が深められていきます。

私たちも様々なチャレンジを
通して信仰が強められ、
みことばの福音を伝える
きっかけとなるのです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、様々なチャレンジに屈することなく、

あなたのみことばを宣べ伝えることができますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】5月15日

うなじが固いイスラエル[使徒の働き 7:37-53]

うなじを固くする、
 心と耳に割礼を
受けていない人たち。
 あなたがたは、
いつも聖霊に逆らっています。
 あなたがたの先祖たちが
逆らったように、
 あなたがたもそうしているのです。
             使徒 7:51

イスラエルはモーセを通して、
生きたみことばを与えられましたが、
それに従うことができなかったのです。

旧約時代、主は幕屋に住まわれ、
ソロモンが建てた神殿に住む、
心をいつもそこに向けると
約束されました。

でも彼らが主に逆らい続けたため
主は神殿において栄光を
現わされなかったのです。

ステパノはメッセージの最後に
彼らの頑なさを嘆き、
いつも聖霊に逆らっていると
痛烈に非難します。

そして彼らが正しい方を
すなわちイエス様を裏切り、
殺したとはっきり告げるのです。

私たちの歩みもまた、
主に従うか、主を裏切るかの
二つしかありません。

そしていつも主に探って
いただく必要があるのです。

主のみこころに従っているか。
私たちの熱心が本当に
主の思いに沿ったものであるか、
自分の思いが先立っていないか。

探られる中で、聖霊に
逆らっていることに気づかされたら
すぐに悔い改め、自分の熱心を捨て、
主に謙遜に従っていくことが
求められています。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたのみこころに生かしてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】5月14日

解放者モーセ[使徒の働き 7:17-36]

人々が拒んだこのモーセを、
 神は、柴の茂みの中で
彼に現れた御使いの手によって、
 指導者また解放者として
遣わされたのです。
            使徒 7:35

次にステパノはエジプト脱出の
物語を語ります。
モーセは同胞イスラエルを
顧みる思いが起こるのです。

そして自分の手によって
神様がイスラエルに救いを
与える計画をみんなが
理解してくれると思っていました。

けれどイスラエルは
彼を拒絶するのです。
「だれがおまえを、
指導者やさばき人としたのか」と。

これを聞いてモーセは
エジプトから逃げるのです。
それから四十年後、
主はモーセを召されます。

そしてモーセを拒んだ
イスラエルの民のところに
指導者また解放者として
遣わされるのです。

イスラエルの民はモーセを拒む。
でも主なる神様は彼らを
見捨てられません。
彼らを救う計画を
諦められないのです。

同じようにユダヤ人はイエス様を
拒みます。そんな彼らのために
イエス様は十字架で死なれ、
よみがえってくださったのです。

私たちは神様に逆らう
神様の計画を拒む弱さがあります。
そんな私たちを主は見放さず、
私たちに絶え間なく助けを与え、
ご自分の計画を成し遂げてくださる。

この大きな恵みを今日も覚え、
主に素直に従い、主を喜ぶ心を
与えていただきましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたのみこころに素直に

従う心を与えてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】5月13日

十二人の族長たち[使徒の働き 7:1-16]

族長たちはヨセフをねたんで、
 彼をエジプトに売り飛ばしました。
             使徒 7:8

信仰と聖霊に満ちたステパノは
サンヘドリンでも躊躇することなく
主を証しします。

彼はイスラエルの歴史を
サンヘドリンで語るのです。
ヤコブの子どもたちは十二人でした。

そのうちの一人、ヨセフを
兄弟たちはねたみます。
そして彼をエジプトに
売り飛ばす。

でも神様がともにおられた
ヨセフは、ありとあらゆる
苦難から救い出され、
エジプトの高官までなるのです。

そして自分を売り飛ばした
兄弟たちを赦し、彼ら全員を
エジプトに呼び寄せます。

ステパノは、このヨセフと
自分を重ねているのでしょう。
ステパノもまたユダヤ人の
リーダーたちにねたまれ、
捕えられているのです。

イスラエルの歴史は、
神様に逆らい、人をねたむ。
いや私たちの人生もまた、
神様に逆らい、人をねたむ。

そんな私たちを主はあわれみ、
主を愛し、人を愛するように
イエス様にあって
造り変えてくださったのです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたに逆らい、

人をねたむ私たちを
 造り変えてくださったことを感謝します。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】5月11日

神に従うべきです[使徒の働き 5:27-42]

「人に従うより、神に従うべきです」
             使徒 5:20

大祭司たちは、使徒たちに
イエス様の名によって教えては
ならないと命じたのにそれを破り、
自分たちの教えを広めている。

しかもイエス様の血の責任を
自分たちに負わせようとしていると
尋問するのです。

どうにか脅して、力ずくで
宣教を辞めさせようとします。
そんな彼らにペテロたちは
答えるのです。

「人に従うより、神に従うべきです」
そしてもう一度はっきりと
彼らが十字架にかけたイエス様を
神さまがよみがえらせた。

自分たちはそのことの証人で、
自分たちに与えられた聖霊も
証人だと大胆に宣言します。

これを聞いて議会は怒り狂い、
使徒たちを殺そうとするのです。
彼らは何でそんなに
怒り狂ってしまったのでしょうか。

それは自分たちの教え・伝統が
使徒たちによって侮辱され、
それらを守らなければ
と思ったからでしょう。

私たちも同じように
信仰を守るためではなく、
自分たちの考え・伝統を
守ろうと戦うことがあります。

その戦いは不毛で、
むしろ神さまに敵対することになる。
だからこそいつも自分の思いは
主とともにあるかを
吟味する必要があるのです。

人に従うより、
神さまに従う。
自分の思いよりも、
神さまのみこころを優先する。
そんな一日となりますように。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたのみこころを今日も教えてください。

またそれに従う力を与えてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。