【日々のみことば】9月30日

心が転じたソロモン[Ⅰ列王記 11:1-13]

彼の心は父ダビデの心と違って、
 彼の神、主と一つにはなっていなかった。
              Ⅰ列王記 11:4

ソロモンは異国のたくさんの
女性たちを妻とします。そして
彼女たちを愛して離れませんでした。

それが彼の心を神様から転じて
他の神々の方に向かわせるのです。
これが原因となり、イスラエルは
二つに分裂します。

またソロモンは二度も
神様から悔い改めるように
語りかけられますが、
それを聞き入れないのです。

それでもダビデに免じて、
ダビデ家の王座は完全に
断たれることないと
主は告げられます。

私たちの周りにも心を転じ、
主から他のものに向かわせるものが
たくさんあるのです。

それらを見分けて、
主にのみ従うことができるように
ともにお祈りしていきましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、誘惑にあわせず、悪から救ってください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】9月29日

地上のどの王よりも[Ⅰ列王記 10:14-29]

ソロモン王は、
 富と知恵において、
地上のどの王よりもまさっていた。
          Ⅰ列王記 10:23

ソロモンは金を用いて、
大盾や盾を造ります。
大きな象牙の王座を造り、
これに純金をかぶせるのです。

飲み物に用いる器も金。
きらびやかなもので満たされます。
その他にも、ありとあらゆるものを
手に入れるのです。

地上のどの王にもまさって
富と知恵をもっていました。
でも、どこかソロモンが富に
おぼれているようにもみえます。

たくさんの富がソロモンを
迷わせてしまったのでしょうか。
”主”ということばが全く
出てこないのも気になります。

私たちも様々なものが
主なる神様を求めることの
障壁になることがあるのです。

ですからいつでも自分は神様とともに
生きることができているか、
自己吟味していくことが
求められているのではないでしょうか。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたから離れることなく、

あなたとともに歩むことができますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】9月28日

シェバの女王の賛美[Ⅰ列王記 10:1-13]

あなたの神、
 主がほめたたえられますように。
          Ⅰ列王記 10:9

シェバの女王が主の御名による
ソロモンの名声を聞いて、
難問をもって
彼を試そうとします。

彼女はソロモンのすべての知恵と、
彼の家来たちの立ち振る舞い、
主の宮でのささげ物を見て、
大変驚くのです。

でも最終的にシェバの女王は
ソロモンの知恵や行いを
ほめたたえるのではなく、
主なる神様をほめたたえます。

それはソロモンが自分を誇らず
すべての栄光を主なる神様に
帰していた何よりの証拠でしょう。

私たちもすべてのものを
主が与えてくださっています。
でも時々、自分の手柄であるかのように
誇りたくなるときがあるのです。

そんなとき、主の前にへりくだり、
主の栄光を帰していきましょう。
そして私たちのすべてを通して、
主の栄光が現わされるように
ともにお祈りできたら幸いです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、私のすべてをもって、

あなたの栄光を現わすことができますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】9月27日

築き直す[Ⅰ列王記 9:10-28]

・・・彼は主の宮と自分の宮殿、
 ミロとエルサレムの城壁、
ハツォルとメギドとゲゼルを
 築き直した。
          Ⅰ列王記 9:15

ソロモンが築き直した
ハツォルとメギドとゲゼルは、
イスラエルの領土の境界線に
位置しています。

国を隣国からの攻撃から
守るために、それらの町を
築き直したのでしょう。

またソロモンは一年に三度
主のために築いた祭壇に
全焼のささげ物、
交わりのいけにえを献げます。

自分の力でイスラエルを守り、
導こうとするのではなく、
主の確かな助けを祈り求め、
主を礼拝し、交わりをするのです。

私たちも知恵をもって自らに
委ねられていることを行い、
主の確かな助けを祈り求め、
主を礼拝する者とさせていただきましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、自らに与えられた使命を果たし、

あなたに拠り頼む者とさせてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】9月26日

祈りに対する主の応答[Ⅰ列王記 9:1-9]

わたしは、あなたがわたしの名を
 とこしえに置くために建てた
この宮を聖別した。
 わたしの目と心は、
いつもそこにある。
          Ⅰ列王記 9:3

主はソロモンの祈りを
すべて聞いてくださり、
それに応えてくださいます。

主が神殿を聖別してくださり、
主の目と心は、いつもそこにあると
約束されるのです。

それからソロモンに一つの条件を与えられます。
それは父ダビデが歩んだように、
全き心と正直さをもって主の前に歩み、
主の命令を守ること。

そうすれば彼の王座は
とこしえまでも
イスラエルの上に立つと。

もし逆に主に背を向けるなら、
イスラエルを断ち切り
聖別した宮をご自分の前から
投げ捨てると。

主がいつでもイスラエルに、
そして私たちに求めておられるのは、
全き心と正直さをもって主の前に歩み、
主の命令を守ること。

どんなことをしていても
主は赦し、さばかないお方ではありません。
主は罪に対しては厳しいお方。

実際、イスラエルの民は主を裏切り、
神殿は投げ捨てられるのです。
でも主はイスラエルをあわれみ、
主の神殿を再建してくださいます。

主のあわれみは尽きないのです。
この主のあわれみ深さを覚えながら、
自らの罪を示されたら、頑なにならず、
悔い改めていきましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたの罪の厳しさを覚え、

いつでも頑なにならず、悔い改めることができますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】9月25日

民への祝福[Ⅰ列王記 8:54-66]

こうして、ついに地上の
 あらゆる民が、主こそ神であり、
ほかに神はいないことを
 知るに至りますように。
         Ⅰ列王記 8:60

ソロモンは主への祈りが終わると
再び群衆の方を祝福します。
ソロモンは主を賛美するのです。

主が安住の地を与えてくださり、
モーセを通してお告げになった
良い約束はすべて成就したこと。

それから主がともにいて、見捨てられないように。
心を主に傾けさせ、命令と掟と定めを守れるように。
訴えや祈りを主が正しくかなえてくれるように。
すべての人が主こそ神であると知るように。

ソロモンはここで、自分たちが安住を
与えられたことだけで、
良しとしていないことが分かります。

最終的な目的はイスラエルが主の前に
主と心を一つにして歩み、
主の命令に歩むことで、
あらゆる人たちが主を知り、あがめること。

私たちの目的も、私たちの幸せや
願いどおりになることではありません。
私たちが主と心を一つにして歩むことで、
多くの人たちが主を知り、主に立ち返ること。

このために今、私たちは生かされているのです。
今日も私たちの周りの人が
主に出会うことができるよう、
祈りつつ、主とともに歩んでまいりましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、私たちを通して、

あなたを知る人たちが多く与えられますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】9月23日

罪から立ち返るなら[Ⅰ列王記 8:33-43]

・・・彼らがあなたに立ち返り、
 御名をほめたたえ、
この宮であなたに祈り願うなら、
         Ⅰ列王記 8:33

ソロモンは33,35節で
主の前に罪ある者となって、
何らかの主の報いを受けた
ときのことを祈ります。

その苦しみの中で主に立ち返り、
御名をほめたたえ、主の宮で祈るなら、
その祈りを聞いて、罪を赦して欲しいと。

この祈りは私たちがどのように
悔い改めて生きるかについて
明らかにされています。

私たちが罪を犯したとき、
まず主の方に向きを変えること。
罪の中にあるとき、
私たちは主に背いているからです。

次に御名をほめたたえること。
苦しみの中で、立ち返ってすぐに
主をほめたたえるのは難しく
感じることがあります。

この主をほめたたえるとは、
「主こそ私の神」
「主だけが私の救い」と
主のみに信頼し、賛美すること。

このように主を賛美し、
主に頼るときに
私たちは主にすべての
思い煩いを祈ることができるのです。

この祈りを主は聞いてくださり、
私たちの罪を赦し、
苦しみから解き放ってくださいます。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、いつでもあなたに立ち返り、

あなたをほめたたえ、あなたに祈る者とさせてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】9月22日

祈りを聞いてください[Ⅰ列王記 8:22-32]

あなたのしもべがこの場所に
 向かってささげる祈りを
聞いてください。
         Ⅰ列王記 8:29

ソロモンは全会衆の前で
主に祈ります。
一つは父ダビデに約束されたことを
ダビデのために守ってくださること。

ダビデとの約束とは、
彼と彼の子孫が神様の教えに生きるなら、
王座は断たれないというものでした。

もう一つは御前にささげる
叫びと祈りを聞いてくださいということ。
ソロモンは神様を神殿の中に
閉じ込めて置くことができないと思っていました。

でも主がその場所に臨在してくださるとの
約束を疑うことなく信じたのです。
そして主がその場所に向かって祈る
自分たちの祈りを聞いてくださることを願います。

主は私たちの叫びと祈りを聞いて下さるお方。
眠ることなく、まどろむことなく、
私たちの叫び、祈りを待っていて下さいます。

だから私たちはいつでも主に目を上げ、
祈り続けていきましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたが私たちの叫び、

祈りを聞いてくださることを信じます。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。