【日々のみことば】3月31日

ユダヤ人の王[ルカ23:1-12]

 そこでピラトはイエスに尋ねた。
 「あなたはユダヤ人の王なのか。」
 イエスは答えられた。
 「あなたがそう言っています。」
              ルカ23:3

イエス様を陥れようと、
祭司長たちはイエス様について証言をします。
それを聞いたピラトは
彼らの魂胆を見抜くのです。

ピラトはイエス様を前にして、
イエス様に罪がないことを
理解しています。
でも民衆の力に押され、
ヘロデのもとにイエス様を送るのです。

イエス様は大祭司たちにも、
ピラトにも、ご自分がキリスト、
ユダヤ人の王だとはっきり告げられています。
けれど彼らは信じないのです。

彼らのように私たちも無知になり、
イエス様を否むことがないように、
お祈りしていきたいと思います。
イエス様は今日も、私たちに
ご自分のことを知らせ、
私たちを立ち返らせてくださるのです。

父よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 私たちが無知になり、
あなたを否むことがありませんように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】3月30日

イエス様のまなざし[ルカ22:54-71]

 そして、外に出て行って、激しく泣いた。
               ルカ22:62

ペテロは一度はイエス様を見捨てて、
他の弟子たちと一緒に逃げますが、
引き返して、イエス様の後に
遠く離れてついていきます。

けれどペテロは、ここでイエス様を
三度否定してしまうのです。
イエス様と一緒なら、牢であろうと
死であろうと覚悟していると、
語っていたペテロでしたが、、、

そのペテロの失敗をイエス様は、
すでに告げておられました。
ペテロにとっては「まさか」でしたが、
イエス様はすべてをお見通しでした。

ですからイエス様のペテロへのまなざしは
「ほれ見たことか」というような
裁くものではなく、あわれみ、愛。
ペテロは、この時、完全に砕かれますが、
彼は自分の罪を深く悲しんだ後に、
イエス様によって立ち上がることができるのです。

私たちの失敗、過ちも、
主はすべてご存じです。
そして私たちのために祈っていてくださいます。
ですからただ自分の失敗、過ちを
悲しむのではなく、主に目を向け、
主の豊かな赦しとあわれみに
すがる者でありたいと願います。

父よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 本当に弱く、失敗だらけの私たちをあわれんでください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】3月29日

わたしの願いではなく[ルカ22:39-53]

 「父よ、みこころなら、
 この杯をわたしから取り去ってください。
  しかしわたしの願いではなく、
 みこころがなりますように。」
               ルカ22:42

イエス様は「いつものようにオリーブ山に
行かれた」とあります。
十字架にかかられる直前だから特別な祈りを
ではなく、いつものように祈られる。

そして弟子たちにともに祈るように、
要請されます。
またイエス様の祈りを見ますと、
私たちの罪を背負われ、
十字架にかかられることに、
大きな葛藤があったことがわかるのです。

けれどご自分の願いではなく、
父なる神様のみこころがなるようにと、
祈っています。
この祈りによって、イエス様は勇気を得て、
十字架に向かわれるのです。

私たちも祈りによって勇気をいただき、
立ち上がることができます。
今日も私の願いではなく、
父なる神様のみこころがなりますようにと、
ともにお祈りしましょう。

父よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 あなたのみこころだけがなりますように。

【日々のみことば】3月27日

新しい契約[ルカ22:14-23]

 「この杯は、あなたがたのために流される、
  わたしの血による、新しい契約です。」
               ルカ22:20

なぜイエス様は苦しみを受ける前に、
弟子たちと過越の食事をすることを
切に願われたのでしょうか。
それは食事の交わりによって
彼らから励ましを
受けたかったからではないかと思います。

そしてイエス様は過越の食事に
もう一つの意義を加えられたのです。
罪を取り除く神の子羊として
これからいのちを献げられるイエス様。

これによってイエス様は新しい契約を
与えられました。
それはイエス様を信じるだけで、
罪が赦され、救われるという契約です。

私たちは毎月、主の聖餐に招かれています。
その聖餐において、ただパンを食べ、
ぶどう液を飲むのではなく、
主イエス様との交わりを喜び、
新しい契約を与えてくださった
イエス様に感謝することができたら幸いです。

父よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 イエス様にあって新しい契約を
与えてくださり心から感謝します。

【日々のみことば】3月26日

イエス様の言われたとおり[ルカ22:1-13]

 彼らが行ってみると、
  イエスが言われたとおりであった。
 それで、彼らは過越の用意をした。
            ルカ22:13

イスカリオテのユダが、
どうしてイエス様を裏切ってしまったのか、
詳しくは記されていません。
ただ彼に「サタンが入った」とだけ。

何とも不気味で、恐ろしい表現です。
イエス様のそばに3年間いても、
イエス様のみことばを聞いても、
イエス様のみわざを見ても、
イエス様にとどまれない。

ただ「サタンが入った」からでは
すまされない闇がそこにあります。
そんな闇が支配する中で、
イエス様は十字架への道に向かって、
まっすぐ進み続けられるのです。

弟子たちのために過越の食事をする
家を備えられます。
そこに光があるのです。
ここに救いがあります。

闇の中で輝いてくださる
イエス様から目を離さず、
闇の働きから守られるよう、
お祈りしていきましょう。

父よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 どうか光であるイエス様から目を離さず、
闇の力に勝つ力を今日も与えてください。

【日々のみことば】3月25日

わたしのことばは、、[ルカ21:29-38]

 天地は消え去ります。
  しかし、わたしのことばは決して
 消え去ることがありません。
            ルカ21:33

時代を見分ける目を持ち、
いつも目を覚まして祈っていることを
イエス様は命じられています。
これを実行することは簡単ではありません。

どうすれば良いのでしょうか。
それは当たり前のことを当たり前にすること。
みことばを思い巡らし、みことばに生き、
主のしてくださったことに感謝し、主に祈ること。

このようにキリストにつながり続けていく時、
私たちは主のみこころを知ることができます。
不安や恐れが支配する時代、
決して消え去ることのない、
みことばの確かさに
拠り頼んでいきましょう。

父よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 どうかあなたのみことばの確かさに
生きることができますように。

【日々のみことば】3月24日

贖いが近づく[ルカ21:20-28]

 これらのことが起こり始めたら、
  身を起こし、頭を上げなさい。
 あなたがたの贖いが
  近づいているからです。
            ルカ21:28

エルサレムの崩壊、そして苦難。
身勝手な歩みをしていたユダヤ人は、
そのままの状態で置かれるのではなく、
主のさばきを受けるのです。

約束の地が異邦人の地となり、
彼らは散らされます。
でも、それがずっと続くわけではない。
主の贖いがあるとイエス様は告げるのです。

キリストが偉大な力と栄光とともに
来てくださいます。
その時が刻々と迫ってきているのです。
だから私たちは身を起こし、
キリストを見上げて歩んでいけたら幸いです。

父よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 どうか私たちの贖いが近づいていることを
心から感謝します。
 身を起こし、頭を上げて
待ち望むものとさせてください。