【日々のみことば】6月30日

善にはさとく、悪にはうとく[ローマ人への手紙 16:17-27]

なお、私が願うのは、
 あなたがたが善にはさとく、
悪にはうとくあることです。
           ローマ 16:19

手紙の最後に、分裂とつまずきを
もたらす者たちを警戒し、
彼らから遠ざかるように告げます。

親切そうな顔をしたり、
優しい言葉をかけながら、
キリストではなく、
自分の欲望に仕える人。

これを見分けるのは大変。
だからこそ私たちはいつも従順で、
善にはさとく、悪にはうとくあることが
求められているのです。

しかも人をさばくのは
私たちの役目ではなく
平和の神様のみわざ。

私たちはただ柔和な心で、
主の恵みが注がれていることに感謝し、
自分の欲望を捨て、キリストに仕えること。

今日も一日、自らの心を
主に探っていただき、
キリストに仕える喜びに
満たしていただきましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、自分の欲望ではなく、

キリストに仕える者としてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】6月29日

パウロの同労者[ローマ人への手紙 16:1-16]

キリスト・イエスにある私の同労者、
 プリスカとアキラによろしく
伝えてください。
             ローマ 16:3

パウロは一度もローマを訪れたことが
ありませんでしたが、
ローマの教会には、パウロの同労者が
たくさんいたことが分かります。

彼らの名前を一人ひとりあげて、
彼らにあいさつをするのです。
パウロは一人で福音宣教の働きに
召されたわけではありませんでした。

様々な助け手が主によって
備えられていたのです。
支援してくれる人。
命がけでパウロを救ってくれた人。

ともに投獄された人。
それ以外にも主にあって
労苦している人。

パウロはいつも
彼らのことを覚え、
祈っていたのでしょう。

私たちも一人で信仰生活を
歩んでいるのではありません。
ともに労苦し、戦う仲間がいるのです。

支え合う仲間が主にあって
与えられています。
この恵みを覚えて、
今日もお互いのためにお祈りしましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、私たちに同労者を与えてくださり、

福音宣教の働きが進められることを感謝します。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】6月28日

祈ってください[ローマ人への手紙 15:22-33]

私のために、私とともに
 力を尽くして、神に祈ってください。
             ローマ 15:30

パウロはローマの教会に、
自分の働きのために祈って欲しいと
願っています。

彼はいつも愛する兄弟姉妹たちのために
祈りながら、彼自身も祈りを
必要としていたのです。

私も多くの人に祈られています。
そして祈ってくださいとお願いします。
愛する方々の祈りによって、
どれだけ支えられてきたことでしょうか。

私自身も、祈ってくださいと
祈りの要請をいただくことが多くあります。
お一人お一人の顔を思い浮かべながら祈るとき
お一人お一人と祈りで一つになれるのです。

祈り祈られる関係は、私たちクリスチャンとして
何と素晴らしいことでしょうか。
今日も、お互いの祝福と平和をお祈りしましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、ともにイエス様の御名で

祈れる神の家族を与えてくださり、感謝します。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】6月27日

神に喜ばれるささげ物[ローマ人への手紙 15:14-21]

それは異邦人が、聖霊によって
 聖なるものとされた、
神に喜ばれるささげ物となるためです。
             ローマ 15:16

パウロは自分が異邦人のために
イエス様に仕える者となったと語ります。
彼の務めは、異邦人のためにとりなし、
神に喜ばれるささげ物となる助けをすること。

これを彼はイエス様にあって
誇りを持っていると断言します。
それは全く神を知らなかった
異邦人が神様を知り、悟る姿を見るからです。

この福音を私たちもイエス様にあって
委ねられています。
私たちの遣わされるところは
どこでも神様を知らない人のところです。

そこでキリストがなしてくださった
みわざを証しする時、
多くの人がイエス様を見て、
みことばを悟ることができるでしょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、私たちが遣わされている先々で、

イエス様のみわざを証しすることができますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】6月24日

しもべは立ちます[ローマ人への手紙 14:1-12]

しかし、しもべは立ちます。
 主は、彼を立たせることが
おできになるからです。
             ローマ 14:4

信仰の弱い人とは、
どのような人でしょうか。
ユダヤ人の伝統に縛られている
ユダヤ人キリスト者たちのことでしょうか。

ここでパウロは、
誰をもさばくなと命じます。
自分の考えていることに
確信を持つようにと。

信仰の歩みは人それぞれ
違うからですね。
自分の考えだって、
ずっと同じとは限りません。

私もよく失敗してきたのです。
自分が絶対だと思って、
人をさばいてきました。

そのようにさばくことが
私たちにとって大きな損失。
私たちは何をするにも
主の栄光を現すために召されたのだからです。

今日も主のものとされたお互いとして、
互いに愛し合うものとさせていただきましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、弱い私たちを今日も

立たせてくださることを感謝します。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】6月23日

キリストを着る[ローマ人への手紙 13:1-14]

主イエス・キリストを着なさい。
 欲望を満たそうと、
肉に心を用いてはいけません。
             ローマ 13:14

パウロは再び「互いに愛し合う」ことの
大切さをかたります。
愛は律法の要求を満たすと。

隣人を自分自身のように
愛するためには、闇のわざ、
肉の欲望を脱ぎ捨てることが
求められます。

しかし自分で闇のわざを
脱ぎ捨てることが
できるわけではないのです。

私たちが闇のわざを脱ぎ捨て、
昼らしい品位ある生き方をし、
愛に生きるように
イエス様が十字架で死に、
よみがえってくださいました。

そして私たちは古い自分を脱ぎ捨て、
イエス様を着るのです。
イエス様を着るとは、私たちの心の中心に
イエス様を迎えること。

そのとき私たちは自分を主が愛し、
赦し、受け入れて神の子とされた恵みを知り、
自分を愛し、赦し、受け入れ、
隣人を愛することができるでしょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、イエス様を着て、

愛に生きる者とさせてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】6月22日

ともに喜び、ともに泣く[ローマ人への手紙 12:9-21]

喜んでいる者たちとともに喜び、
 泣いている者たちとともに泣きなさい。
             ローマ 12:15

パウロは愛には偽りがあってはいけない。
兄弟愛をもって互いに愛し合いなさいと
命じています。

この互いに愛し合うという戒めは、
イエス様が与えてくださった新しい約束。
私たちは互いに愛し合うことで、
主の律法を全うすることができるのです。

そして互いに愛し合うこととは、
15節にあるように、
人の喜びを自らの喜びとし
人の悲しみを自らの悲しみとすること。

これは生まれつきの
罪の奴隷であった時には、
無理でした。
真逆のことをしていました。

しかしイエス様の愛を知った私たちは、
新しく生まれ変わり、
寄り添うものとされているのです。

私の父の葬儀においても、
多くの方が私たち家族の悲しみに
寄り添ってくださり、
愛を実践してくださったことを感謝しています。

また私が牧師として神学校に行く少し前に、
教会の方が15節のみことばを引用し、
このような牧師になってくださいと
言われたことは、私の心にずっと留まっています。

今日も喜ぶ人、悲しむ人に
寄り添う歩みができますように。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、喜ぶものとともに喜び、

悲しむものとともに悲しむものとさせてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】6月21日

心を新たにする[ローマ人への手紙 12:1-8]

むしろ、心を新たにすることで、
 自分を変えていただきなさい。
             ローマ 12:2

私たちにふさわしい礼拝とは、
自分たちのからだを、神様に喜ばれる、
聖なる生きたささげ物として献げること。

こうなるために私たちは
どうしたら良いのでしょうか。
それはこの世と調子を
合わせないことでしょう。

この世と調子を合わせないとは、
この世の流れに流されず、
主なる神様を第一にすること。

これは私たちにとって
簡単なことではありません。
だからこそパウロは、
心を新たにすることで
自分を変えていただくように勧めるのです。

そのように主に変えていただくとき、
私たちは少しずつ神様のみこころ、
神様の喜ばれる歩みを
選び取っていくことができると信じます。

神よ、変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。

変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。

そして、変えることのできるものと、
変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。

(ラインホールド・ニーバー)

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、私たちの心を日々新たにし、

私を変えてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。