【日々のみことば】11月30日

光が闇にまさっている[伝道者の書 2:12-17]

光が闇にまさっているように、
 知恵は愚かさにまさっていることを。
             伝道者2:13

伝道者は知恵は愚かさに
まさると語りながら、
すべての者が同じ結末に
行き着くことを知ると語ります。

知恵ある者も愚か者とともに
死ぬことに、彼は空しさを
覚えるのです。

知恵があり、正しければ、
それなりの報いがあっても
良いということでしょう。

けれど大切なことは
知恵は主から来るということです。
そして主を知る者とされている私たちの死は
死で終わりではないのです。

終わりの日に、
キリストとともによみがえり
栄光のからだが与えられるからです。

ですから私たちのすべては
空しくはなく、
主にあって大きな希望があります。
この希望は失望に終わることがないのです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、私たちの知恵は無駄ではなく、

私たちのすべては空しくないことを信じます。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月29日

労苦を振り返る[伝道者の書 2:1-11]

実に私の心は
 どんな労苦も楽しんだ。
          伝道者2:10

伝道者は、日の下で自分の目に
見える良いことをすべて行い、
偉大な者となります。

そのためにどんな労苦も
惜しまず、楽しむのです。
けれどそれらを振り返ると、
すべてが空しく感じるのです。

けれど彼は本当にこの世で
偉大となることを
求めていたわけではありませんでした。

天の下で何が良いかを知るまで
愚かさを身につけようとしていたのです。
多くの人がこの世での成功を求め、
それを手に入れようと必死です。

けれどそれらはみな、愚かで、
空しいものだと気づいていません。
私も時々、それらのものに目が
奪われてしまうことがあるのです。

その結果は、空しさだけが残ります。
そうならないために必要なことは、
天の下で、主の目に何が良いことかを
見分けていくことでしょう。

今日も主によって正しく判断する
心を与えていただき、
主の喜ばれることを
選び取っていけたら幸いです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたが何を喜ばれるかを

判断する心を与えてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月28日

知恵が多くなれば[伝道者の書 1:12-18]

実に、知恵が多くなれば
 悩みも多くなり、
知識が増す者には苛立ちも増す。
          伝道者1:18

伝道者の書の記者は、天の下で行われる
一切のことについて、自らの知恵を用いて、
探り出そうとします。
しかしそれは辛い仕事だと語るのです。

なぜならすべてを理解できず、
日の下で行われるわざは、
すべてが空しいと知ったからです。

知恵が多くなれば、私たちは賢くなり、
生きやすくなるように思います。
けれど彼は知恵が多くなれば、
悩みが多くなる。

知識が増すと苛立ちも増すと
語るのです。どうしてでしょうか。
それは知らなくて良いことを
知るようになるからでしょう。

この世の不条理に気づき、
それをどうすることもできないと
分かるからです。

私たちは主なる神様を知り、
イエス様を信じる者とされています。
だからこそ、この世で起こる一つ一つの
出来事を理解することが難しいのです。

主がおられるなら、何であんな悲惨な
事件を許されるのかと感じ、
思い悩むこともあります。

主のみこころを知れば知るほど、
主のみこころに生きられない
自分に苛立ち、
他の人を裁いてしまうのです。

そんな悩み、苛立ちを抱える
私たちに主はいつも寄り添ってくださいます。
そして色々な感情を主のもとに
持っていくように招いてくださるのです。

その時、私たちのうちに主からの
平安が与えられ、悩み、苛立ちから
少しずつ解放されることでしょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたを知ることができる恵みを感謝します。

どうか心の内から湧いてくる様々な感情を
 あなたに委ねていくことができますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月26日

忍んで待つ[ダニエル書 12:5-13]

多くの者は身を清めて白くし、
 そうして練られる。
          ダニエル 12:10

幻をみたダニエルは「この不思議なことは、
いつになると終わるのですか」と尋ねます。
その答えを聞きますが、
彼は理解することができないのです。

なぜならそれは終わりの時まで
秘められているからです。
でも確かなことは、苦難のときを通して
多くのものは身を清めて白くし、
主にあって練られるということ。

また賢明な者たち、いのちの書に名が
記されている者たちには、
理解することが許されていること。

さらに忍んで待つように
命じられます。
終わりが来たかのように焦ったり、
早まった行動をしないように。

今の時代も多くの人々が困難を覚え、
戦争、ウイルス、様々なわざわいが
私たちを恐れさせます。

けれど最後まで耐え忍び、
主の救い、助けを待ち望む者が
救われるのです。

焦らず、慌てず、
忍んで待つ歩みを
続けていきましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、忍んであなたの救いを

待つ信仰を与えてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月25日

みな救われる[ダニエル書 11:36-12:4]

しかしその時、あなたの民で、
 あの書に記されている者は
みな救われる。
          ダニエル 12:1

思いのままにふるまう王の
時代が終わりを告げます。
その時、かつてなかったほどの
苦難が来るのです。

しかし主は約束されます。
あの書、すなわち「いのちの書」に
名が記されている者たちは
みな救われるということです。

「いのちの書」に記されている
人たちとは、主を知り、
主を信じる心が与えられている
人たちのことでしょう。

私たちも今、主イエスさまのゆえに、
父なる神様を知り、主を礼拝する恵みに
あずかっています。

その私たちは終わりの時に、
永遠のいのちを与えられ、
主ととともに生きる望みが
備えられているのです。

この世では確かに患難があります。
でも私たちはいつでも勇敢でいられるのです。
それは主イエスさまにあって
確かな救いが与えられているからです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、いのちの書に私たちの名が

記されていることを感謝します。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月24日

賢明な者たち[ダニエル書 11:20-35]

自分の神を知る人たちは
 堅く立って事を行う。
          ダニエル 11:32

主に逆らい、身勝手な
振る舞いをする者たち。
その中にあって、自分の神を
知る者たちが描かれています。

この人たちは不安定で、
苦難の中にあって堅く立って
事を行うとあるのです。
この人たちは賢明な者ともあります。

彼らは信仰者で、主に従う者たち。
でも剣にかかり、火に焼かれ、
捕らわれの身となるあります。
しかも彼らへの助けは少ないのです。

でもそれは終わりの時まで。
彼らが練られ、きよめられ、
白くされるためとされます。

信仰者として成長するための
彼らへの主からのチャレンジ。
信仰者だから、主を信じているから、
何も問題が起こらないわけではありません。

問題、困難は、私たちに与えられます。
それらによって私たちは練られ、
きよめられるのです。
そして主の似姿に変えられていきます。

この確かな恵みのことばに
自らを委ねて、歩んでいくことが
できたら幸いです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたのチャレンジによって、

ますます私たちを練り、きよめてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月23日

思い通りに[ダニエル書 11:1-19]

しかしそれは成功せず、
 彼の思い通りにはならない。
          ダニエル 11:17

ダニエルが主によって
奮い立ったとき、
再び彼に語られます。

国と国との戦いが
預言されるのです。
多くの国は、そしてその王は
思いのままにふるまいます。

自分たちの力や知恵を用いて、
大きな権力を手に入れるのです。
しかし彼らの高ぶった心は
いつも砕かれます。

思いのままにふるまうのですが、
失敗し、侮辱され、つまずき倒れて、
思いどおりにならないのです。

悪は勢いがありますが
悪が勝利することはないのです。
それは主がすべてを見ておられ、
主の真実がいつもなされるからです。

今の世においても、悪がはびこり、
主の真実、平和がどこにあるのかと
思うことがあります。
多くの人が思いのままにふるまっています。

でもそれが永遠に続くことはないのです。
悪の力は成功せず、
思いどおりにはなりません。

私たちの内にある身勝手さも、
永遠に続かないのです。
主が私たちの心を探ってくださいます。

そして主のみこころに生きようという
思いを御霊を通して与えてくださるのです。
その御霊を消すことなく、
従うことができたら幸いです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、私たちが思いのままにふるまうのではなく、

あなたのみこころに生きる者とさせてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月22日

特別に愛されている人よ[ダニエル書 10:10-21]

特別に愛されている人よ、
 恐れるな。安心せよ。
強くあれ。強くあれ。
          ダニエル 10:19

幻を見て深い眠りに陥るダニエルに
御使いが触れて、彼に語ります。
御使いはダニエルに繰り返し、
特別に愛されている人というのです。

そのことばを聞いても最初、
ダニエルは「もはや力はなく、
息も残っていません」と
答えます。

そうすると御使いが再び彼に触れて、
力づけてくれるのです。
「特別に愛されている人よ、
 恐れるな。安心せよ。
 強くあれ。強くあれ。」

このことばによってダニエルは
奮い立ち、主のことばを
聞く力を得るのです。

主は同じように恐れ、力がなくなる
私たちを「特別に愛されている人よ」と
呼んでくださいます。

そして私たちに恐れるな、
安心せよ、強くあれと
励まし続けてくださるのです。

その励ましによって私たちは、
主のみことばに聞き、
主のみことばに生きることができます。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、いつでも私たちを特別に愛されている子よ

と呼んでくださり、力づけてくださることを感謝します。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。