【日々のみことば】5月9日

主にゆだねる[Ⅰサムエル1:19-28]

それで私もまた、この子を
 おゆだねいたします。
この子は一生涯
 にゆだねられたものです。」
             Ⅰサムエル記1:28

主はハンナの祈りに応えてくださり、
彼女を心に留めてくださいました。
彼女は願いどおり男の子を生むのです。
その名をサムエルと名付けました。

彼女はサムエルが乳離れするまで、
主の宮には上らず、
自分のところで育てます。

そしてサムエルが乳離れしたとき、
彼女は誓願どおり、
主の宮に上って、
エリのところに連れて行くのです。

母親としては、
我が子を引き渡すというのは、
勇気のいることだったでしょう。

でも自分の願いに誠実に
答えてくださった万軍の主に、
ハンナは誠実に答えるのです。

彼女は27節で
「この子のために、私は祈ったのです」
とエリに語っています。

彼女の祈りは、
ただ自分の悩みが解消されるための
祈りではなくなっていたのです。

主にささげられ、
主に仕える子が与えられるように
との祈りに変えられていました。

自分の必要、自分の名誉を回復し、
ペニンナを見返したいという
自分中心の祈りから、
主なる神様中心にシフトしているのです。

そんなハンナはエルカナやエリとともに
主を礼拝して、主の恵みに感謝し、
主をほめたたえます。

私たちの祈りも、徐々に自己中心から、
神さま中心にシフトしていくのです。
みこころを求め、みこころがなりますように
と祈るものとされます。
この祈りこそ私たちの喜びとなることでしょう。

父よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、自分中心の祈りから、

あなたのみこころを求める祈りへと
 私たちを導いてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。