【日々のみことば】5月13日

しもべは聞いております[Ⅰサムエル3:1-21]

「行って、寝なさい。主がおまえを呼ばれたら、
 よ、お話しください
 しもべは聞いております』と言いなさい。」
              Ⅰサムエル記3:9

主は何度もサムエルを呼ばれ、
その度に彼はエリの元に行きます。
これは主がエリの信仰を
呼び起こすためであったと考えられるのです。

エリは4章を見ますと40年間、
イスラエルのリーダーとして主に仕え、
人々を導いて来ました。

しかし息子たちの罪を放置したため、
主は彼に対して沈黙されるのです。
彼にとって主の沈黙は、
どれほど恐怖であり、
辛いことであったことでしょうか。

また年によって目が見えなくなり、
霊的にも、肉体的にも、
真っ暗闇の中を歩んでいました。

それでも神様のともしびは、
まだ消えていなかった。
主はエリのことを覚えておられ、
再び主のことばが語られよう
としていることを悟らせます。

これを悟ったエリは、
サムエルに自分がどのように
主の御声に応答していたかを
教えるのです。

「主よ、お話しください。しもべは聞いております」

主の前にへりくだり、
主の御声を待ち望む素晴らしい応答です。
エリの息子たちは、
エリの信仰を引き継ぐことができませんでした。

けれど主なる神様が選ばれたサムエルが
エリの霊的な財産を引き継ぐことになったのです。
私たちも主の御声に聞き従っていきましょう。

父よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたのみことばに素直に

応答する信仰を与えてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。