【日々のみことば】10月12日

人の心を盗む[サムエル記第二 15:1-12]

アブサロムはイスラエルの
 人々の心を盗んだ。
          Ⅱサムエル15:6

アブサロムはダビデが自分を
良く思っていないと考えます。
その寂しさ、空しさから
ダビデに対抗しようとするのです。

アブサロムはダビデの元に
来る人たちを一人ひとり呼んで
彼らに優しい声をかけ、
彼らの心を盗むのです。

それも1年や2年ではありません。
四年間も、そのようなことを続け、
自分が王となるための準備をするのです。

そしてアブサロムはダビデが
ユダの王として油を注がれた場所
ヘブロンに行きます。

さらにイスラエルの全部族に人を遣わし、
「アブサロムがヘブロンで王になった」と
言わせるのです。

この謀反に多くの人が賛同し、
ダビデはピンチになります。
ダビデはこのアブサロムの試みを
全く知らなかったのでしょうか。

そうではないかもしれません。
でもアブサロムの計画が上手くいくとは
考えておらず、油断していた。

アブサロムのことを放っていたため、
このように追い詰められることになったのです。
私たちは神様との関係、人との関係で
問題となっていることを放置していることはないでしょうか。

もし何か思い当たることがあるならば、
そのままにせず、解決の道が与えられるよう、
お祈りしていきましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、問題を放置することなく、

しっかり対処する力を与えてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。