【日々のみことば】10月20日

心動かされる人々[サムエル記第二 19:1-15]

すべてのユダの人々は、
 あたかも一人の人のように
心を動かされた。
        Ⅱサムエル19:14

アブサロムの死を嘆き悲しむ
ダビデにヨアブは警告します。
それに従いダビデは
民たちに語るのです。

また全イスラエルの間で、
ダビデを王として連れ戻そうとする
動きが出てきます。

けれどダビデの出身部族である
ユダの側からはそのような声が
聞こえないのです。

ダビデに対する後ろめたさが
あったのでしょうか。
その彼らにダビデは
自分を連れ戻すのをためらうなと伝えます。

またアブサロムの側についた
マアサがヨアブに代わって
軍の長になることを決めるのです。

ヨアブ兄弟の身勝手な行いによって
ダビデはいつも苦しめられていました。
その彼らを退けて、新しい体制を
立てることをダビデは願っていたのです。

このようなダビデのことばを聞き、
ユダの人々の心は動かされます。
一致してダビデを迎えるために、
ヨルダン川まで行くのです。

ダビデの王としての再出発が
ここに記されています。
マイナスに見える一つひとつの出来事が
主にあってプラスに変えられるのです。

そして王としての立場が
さらに確立され、
ソロモンに引き継がれていきます。

私たちの人生でも、すべてのことが
一旦壊される経験をすることがあるのです。
それは私たちにとって大きなチャレンジですが、
それを通して私たちの歩みが主にあって確かにされます。

この恵みを覚えつつ、
今日も主の御手にゆだねていきましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたにあって壊され、

あなたにあって建て上げられることを信じます。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。