【日々のみことば】10月22日

分裂の兆し[サムエル記第二 19:40-20:12]

すべてのイスラエルの人々は、
 ダビデから離れ、
ビクリの子シェバに従って行った。
          Ⅱサムエル20:2

ダビデがエルサレムに戻るとき、
ユダの人々とイスラエルの人々が
対立します。

これまで統一王国として、
一つとなっていたイスラエルが
分裂する兆しがここにあるのです。

またベニヤミン人シェバは
イスラエル人の思いを代弁して、
角笛を吹き鳴らして歌います。

「ダビデのうちには、
 われわれのための割り当て地はない。
 エッサイの子のうちには、
 われわれのためのゆずりの地はない。
 イスラエルよ、それぞれ自分の天幕に帰れ。」

それからイスラエルの人々は、
ダビデから離れ、シェバに従うのです。
そんな中でもダビデはエルサレムに帰還し、
王として再び立てられます。

そしてイスラエルを再び一つとするために、
シェバを追うようにアビシャイに命じるのです。
この途中、ヨアブはまたもダビデの思いに反して
マアサを殺してしまいます。

ダビデには、予想外のことが
次から次に起こり、試練は続くのです。
でもダビデは主に頼りつつ、
主の民を一つにするために働きます。

私たちも主にあって一つになることに
難しさを感じることがあるのです。
想定外のことが起こり、
一致が乱れることもあります。

それでも忍耐して、主に祈り、
キリストにあって一つとなるように
働くことができたら幸いです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、キリストにあって一つとなるために

私たちを用いてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。