【日々のみことば】3月2日

大胆で謙遜な信仰[マタイ 15:21-39]

「主よ、そのとおりです。
 ただ、小犬でも主人の食卓から
 落ちるパン屑はいただきます。」
          マタイ 15:27

イエス様はパリサイ人、律法学者の
不信仰に嫌気がさしたのでしょうか。
ツロとシドンの地方に退かれます。

そこで出会ったのが
カナン人の女性でした。
彼女はイエス様に懇願します。

「私をあわれんでください。
 娘が悪霊につかれて、
 苦しんでいます」

それを聞いたイエス様は
すぐに彼女の娘のところに行かない。
ことばを与えられない。
無視しておられるのです。

それでも女性はしつこく
イエス様に助けを求めます。
それを見た弟子たちは
女性を去らせてくださいというのです。

その時、イエス様はご自分が
遣わされているのは
失われたユダヤ人のところだと
女性の願いを退けられます。

でも彼女は諦めない。
「主よ、私をお助けください」と
イエス様にすがるのです。

しかしイエス様も引き下がりません。
ユダヤ人たちの恵みを取り上げて
小犬である異邦人に与えるのは
良くないことだと答えます。

随分、冷たいことば。
それを聞いて女性は
上記のことばをイエス様に
言うのです。

これを聞いてイエス様は
心から喜ばれ、彼女の謙遜で
立派な信仰を認められます。
そしてイエス様はそこを去られるのです。

このところから分かることは、
イエス様は彼女の立派な信仰を
引き出そうとされたということです。

これまで律法学者、パリサイ人の
不信仰に疲れ切っていた
イエス様は女性の信仰を見て
どれほど慰められ、励まされたことでしょうか。

私たちも女性のような大胆で
謙遜な信仰をもってイエス様に
近づくことが求められています。
その信仰をイエス様は喜んでくださるのです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、大胆に謙遜にあなたに

あわれみを求めていけますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。