【日々のみことば】4月29日

民の不平[民数記 20:1-13]

主はご自分が聖であることを
 彼らのうちに示されたのである。
            民数記 20:13

イスラエルの民は、
またもやモーセに不平を言います。
自分たちの仲間が死んだとき、
一緒に死んでいたらよかった。

自分たちをなぜエジプトから、
こんなひどい場所に引き入れたのか。
飲み水もない。

その不平を聞かれた主はモーセに
彼が岩に命じたら、水を出すと
告げられます。

それを聞き、モーセは会衆を集め、
彼らの目の前で、杖で岩を
二度たたくのです。

けれどこれは主が命じられた
ことではありませんでした。
それでも豊かな水があふれ出て、
民たちも家畜も水を飲むのです。

しかし主はモーセの行いを罰せられ、
彼とアロンを約束の地に導き入れないと
厳しいことばを告げられます。

この出来事、モーセが何だか
かわいそうに感じるのです。
民たちの不平を聞き続けた結果、
主のことばに従えなかったからです。

でも主はご自分が聖であることを
現さなかったことを問題とされています。
主を聖とするとは、どういうことでしょうか。
私たちは主を聖とできているでしょうか。

主を聖とするとは、主の素晴らしさ、
主の偉大さ、主のあわれみを
民に語ることだと考えられます。

それを語らず、モーセは憤ってしまう。
ここが大きな問題だったのでしょう。
私たちも日々の生活の中で、
主を聖とする歩みをしていくことができるよう、
主の助けを祈り求めていくことができたら幸いです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたを聖とする歩みを

みちびいてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。