恵みをもっていのちを与え[ヨブ記 10:1-22]
恵みをもって私にいのちを与え、
あなたの顧みが私の霊を守りました。
ヨブ記 10:12
ヨブは苦しみの中で、
また友たちの言葉によって、
自分の罪によって苦しみに
あっているのではないかと思います。
一方で、彼は自分に悪しきことがない、
それにもかかわらず、
主が悪を探り出されると
訴えるのです。
彼の揺れる心がよく表現されています。
しかし彼は主への信頼を失っていないのです。
主が自分の肉体を形造り、
いのちを与えてくださったことを忘れない。
それでも自分を苦しめるなら、
生まれない方が良かった。
自分にかまわないで欲しいと
願うのです。
この神様への祈り、
嘆きを聞きながら、
ヨブの葛藤をみます。
これは決してヨブの不信仰ではない。
ヨブが神様に信頼を置き、
主が与え、主は取られると
委ねきっている確かな証拠。
私たちは何となく、神様の前に
優等生に振る舞ってしまいやすい。
もっと嘆いて、もっと問うても
良いのではないでしょうか。
私自身、まだまだつぶやくだけで
神様にすべてをぶつけられない者です。
主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
父なる神様、あなたに委ねきることができますように。
*聖書箇所は「日々のみことば」
(日々のみことば出版委員会)にもとづいています。