【日々のみことば】6月10日

ヨナタンの心[Ⅰサムエル20:24-42]

あなたの恵みを私の家から
 とこしえに断たないでください。
主がダビデの敵を地の面から
 一人残らず断たれるときにも。
          Ⅰサムエル記20:15

サウルはヨナタンがダビデを
かばっていることを知り、
彼を殺そうとします。

これを目の当たりにした
ヨナタンは怒りに燃えて、
出て行くのです。

ヨナタンの怒りはサウルが
自分を殺そうとしたというより、
ダビデを侮辱したからでした。

朝になるとヨナタンは約束通り
野にいるダビデの方に向かいます。
ダビデをサウルの手から
逃れさせるためです。

ダビデとヨナタンは
抱き合って泣きます。
どちらの歩みも大変であることが
分かっているからです。

でも二人の友情は決して
失われることはありません。
主の御名によって誓ったからです。

ここで興味深いのは、
ヨナタンはサウルのもとに
帰ったということです。
ダビデと一緒に行きませんでした。

恐らくヨナタンは父サウルを愛し、
彼の気持ちを良く理解していたからでしょう。
彼のそばにいて、彼を守ろうとします。
そして最後までヨナタンはサウルに従い、
サウルとともに死ぬのです。

このヨナタンのダビデとサウルに
対する愛の深さを覚えて、
一日歩んで参りましょう。

父よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様
、あなたの愛に生きる者とさせてください

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。