【日々のみことば】5月30日

御霊による心の割礼[ローマ人への手紙 2:17-29]

御霊による心の割礼こそ割礼だからです。
              ローマ 2:29

パウロはユダヤ人クリスチャンに向かって
ユダヤ人であること、割礼を受けていることを
誇りながら、神様の喜ばれないことをするなら、
それは何の意味もないと警告します。

ユダヤ人は確かに選びの民であり、
主は彼らを特別に愛し、
彼らと契約を結ばれたのです。

しかし彼らは自分たちがユダヤ人であり、
律法を表面的に守っていることで
満足していました。

そんな彼らにパウロは、
外見上のユダヤ人がユダヤ人ではない。
目に見える割礼というしるしが
大切なのではない。

御霊による心の割礼こそ、
主が本来求めておられる
割礼などだと語るのです。

心の割礼、これは申命記10章、
30章にも出て来ます。
申命記10章でモーセは
「あなたがたは心の包皮に
割礼を施しなさい」と
命じられるのです。

心の包皮に割礼を施す、
心の割礼とは、頑なな心を砕き、
主の前に従順であること。

このように私たちの心を砕き、
従順に生きるのは、
聖霊なる神様の働きなのです。

だからこそ私たちに与えられた
御霊の火を消すことなく、
御霊の導きに従っていくことが
求められています。

このように御霊の導きに
従っていくとき、
神様は私たちを喜び、
私たちに栄光を現してくださるのです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、御霊の火を消すことがありませんように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。