【日々のみことば】2月19日

黙れ、静まれ[マルコ 4:35-41]

湖に「黙れ、静まれ」と言われた。
 すると風はやみ、
すっかり凪になった。
           マルコ 4:39

弟子の少なくとも
4人は漁師です。
彼らはガリラヤ湖の
突風の恐ろしさを
よく知っていたのでしょう。

もう自分たちの乗る舟は
沈んでしまうと思って
イエス様の方を見ると、
イエス様は熟睡中でした。

これには弟子たちは驚き、
同時に怒りさえ
湧いてきたのです。

こんな自分たちがピンチの時に
寝ておられるなんて、酷い。
なぜ自分たちと一緒に舟から
水を出したりしてくれないのか。

そんな思いで弟子たちは
イエス様を起こします。
するとイエス様はすぐに
起き上がって風を叱りつける。

湖に「黙れ、静まれ」と言われる。
この光景を見て、弟子たちは
目をまん丸くしたでしょう。

しかもイエス様の命令通り、
風はやみ、静かになるのです。
混乱する弟子たちにイエス様は
言われます。

「どうして怖がるのですか。
 まだ信仰がないのですか」

怖がって当たり前の状況です。
死にそうだったのですから。
でもイエス様はなぜ彼らが
怖がるのかわからないのです。

どうして嵐の中で、
わたしに信頼して
助けてと言えないのかと。

わたしに従うなら、
わたしを信頼せよと。

私たちもすぐに恐れます。
どうしてとつぶやくのです。
あまりにも嵐が激しいと
もうダメだと諦めてしまう。

そんな私たちに主は言われます。
どうして怖がるのか。
わたしを信頼せよ。
わたしがすべての主であるから。

この信仰を働かせるのは、
そんなに簡単ではないでしょう。

でもどんなに不信仰で
信頼できなくても、
主はあわれんで、
嵐を沈めてくださる。

だから私たちも主に
信頼して歩んでいきましょう。
主に信頼するものと
変えていただきましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたに信頼して歩めますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。