【日々のみことば】12月8日

人のために良いこと[伝道者の書 6:1-12]

だれが知るだろうか。
 影のように過ごす、
空しい人生において、
 何が人のために良いことなのかを。
             伝道者6:12

伝道者はどんなに財産があっても、
長生きしても、幸せな目にあわなければ、
その人生は空しいと語ります。

また多く語れば、
それだけ空しさが増すとも。
だから伝道者は言います。

空しく、はかない人生において
何が人のために良いことなのかと。

確かに自分の歩みを自分の願うこと、
自分の幸せという点で考えると、
空しさを感じます。

幸せだと感じても、あっという間に
不幸だと思う出来事が起こるからです。
ですから私たちの視点を上に向け、
主の目ですべてを見る必要があるのでしょう。

私たちにとって空しいと思えることも、
主の目には空しくなく、
私たちにとってなくてはならない
出来事だからです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたがすべてのことを

最善に導いてくださることを信じます。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】12月7日

喜びで満たされる[伝道者の書 5:8-20]

こういう人は、自分の生涯のことを
 あれこれ思い返さない。
神が彼の心を喜びで満たされるからだ。
             伝道者5:20

伝道者は富に対する空しさを語った後、
富もまた主が与えてくださるものであると
確認しています。

19節で彼は主が富を与えて、
これを楽しむことを許し、
労苦の報いを与えられるというのです。
これが神様の賜物であると。

主が与えてくださるものを
そのまま受け取るとき、
自分の人生を振り返り、
あ~だ、こ~だと悩まない。

なぜなら主によって
すべての必要は満ち足りていることを
実感しているからです。

パウロもピリピ人への手紙4章で
「どんな境遇にあっても、
満ち足りることを学びました」と
語っています。

そして自分を強くしてくださる方によって
どんなことでもできるのだと
力強く証しするのです。

私たちも同じですね。
私たちはどんな境遇にあっても、
主によって強められ、
満ち足りるのです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたにあって満ち足りる幸いを

知ることができますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】12月6日

近くに行って聞く[伝道者の書 5:1-7]

近くに行って聞くことは、
 愚かな者たちがいけにえを
献げるのにまさる。
           伝道者5:1

私たちは主のために、教会のために
家族のために、と色々なことに
気を使い、仕えています。

でも何よりも大切なのは、
主なる神様の近くに行って
主の御声に聴くことなのです。

ルカの福音書10章に、
マルタとマリアという姉妹が登場します。
マリアはイエス様の側に座って、
イエス様の話を聞いていたのです。

一方、マルタはイエス様を
もてなすために大忙し。
その中で彼女は何もしない
マリアに怒りを覚えます。

そしてイエス様に文句を言うのです。
その時、イエス様はマルタに言われます。
「マルタ、マルタ、あなたはいろいろなことを
 思い煩って、心を乱しています。

しかし、必要なことは一つだけです。
マリアはその良い方を選びました。
それが彼女から取り上げられることは
ありません。」

主の御声を聞くことこそ、
必要なことでした。
その御声を聞いた上で、
主に仕えることをイエス様は
望んでおられたのです。

実際、マリアはイエス様が
十字架にかかられる前に、
高価なナルドの香油を
イエス様の足に塗っています。

これをイエス様は心から
喜ばれたのです。
一方、マルタは前回と同じように、
イエス様に給仕していました。

でも彼女はこの時、
主の御声に聴き、
喜んで仕えていたことでしょう。

私たちもまず何かをする前に、
主に近づき、主のか細い御声に
耳を傾けましょう。

そうするときに私たちは
自分のすべきことが見えて、
喜んで主に仕えることができると
信じます。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、まずあなたに近づき、

あなたの御声を聞くことができますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】12月5日

三つ撚りの糸[伝道者の書 4:7-16]

一人なら打ち負かされても、
 二人なら立ち向かえる。
三つ撚りの糸は簡単には切れない。
           伝道者4:12

伝道者は、ひとりぼっちで、
仲間もなく、子どもも兄弟も
いない人は、かわいそうだ。
二人は一人よりもまさっていると語ります。

私たちは一人では無理でも、
二、三人の仲間がいると
立ち向かえることが多くあります。

一人が倒れても、他の一人が
起こしてくれて
立ち上がることができるのです。

主はそのような仲間を
私たちにいつも備えてくださいます。
そして私たちもひとりぼっちの人たちの
仲間になるように招かれているのです。

私たちの周りを見回して、
倒れそうな人、一人寂しくしている人は
いないでしょうか。

主なる神様から勇気をいただき
一歩踏み出すことができたら幸いです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、労苦を負い合う仲間を

与えてくださり、ありがとうございます。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】12月4日

慰める者[伝道者の書 4:1-6]

しかし、彼らには
  慰める者がいない。
         伝道者4:1

伝道者は虐げられている
者たちを慰める者がいないと
嘆いています。

そんな彼らの姿を見て、
生きながらえている人より、
死んだ人の方を祝うのです。

さらに良いのは、
今まで存在しなかった者、
日の下で行われている
悪いわざを見なかった者だと。

虐げられ、苦しめられるよりも、
生まれない方が良いとは、
何とも言えない空しさ、
悲しさを感じます。

主なる神様がおられなかったら、
まさにこの世で生きることは
絶望です。生きる意味を
見出すことができません。

けれど私たちには
私たちの苦しみを知って、
慰めてくださる主が
ともにいてくださるのです。

だから私たちは絶望の中にも
主に希望、望みをおいて
歩んでいくことができます。

今週も主は私たちの慰め主、
癒し主として、私たちの痛み・悲しみに
寄り添ってくださるのです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、絶望しそうなときにも

あなたが私たちの慰めであり、望みです。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】12月3日

霊は上に[伝道者の書 3:16-22]

人の子らの霊は上に昇り、
          伝道者3:21

伝道者は自分たちが
獣にすぎない。
人は獣にまさっていない。
だから空しいと語ります。

確かに創世記3章でも、
「あなたは土のちりだから、
 土に帰るのだ」と
主は言われているのです。

けれど獣との決定的な違いは、
私たちのうちに主が
いのちの息を吹き込まれ、
それによって生きるものとなった点です。

私たちは死後、どこに行くか
分からないものではなく、
主の御許に行き、
主とともに生きるものとされます。

この恵みを覚えるとき、
すべては空しいという思いから
解放されることでしょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたが特別に私たち人間に

いのちの息を吹き込まれ、
 生きるものとさせてくださったことを感謝します。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】12月2日

時がある[伝道者の書 3:1-15]

すべてのことには定まった
 時期があり、天の下の
すべての営みに時がある。
          伝道者3:1

私たちは色々な計画を立てます。
でも思うようにことが
進まないときがあるのです。

しかし神さまのタイミングは
いつもバッチリです。
ある先生は「Goodタイミング」ではなく、
「Godタイミング」だと言われていました。

すべての時は神さまによって
定められていて、その時は
私たちにとって最善なのです。
すべて時にかなって美しい。

今日の一日も、主によって
美しい日となることでしょう。
主の時を待ち望みます。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたの時、タイミングは

最善であることを信じて歩めますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。