【日々のみことば】3月27日

泣き崩れるペテロ[マルコ 14:53-72]

イエスが自分に
 話されたことを
思い出した。
 そして彼は泣き崩れた。
       マルコ 14:72

イエス様が捕えられたとき、
みんなイエス様を捨てて
逃げてしまいます。

けれどペテロだけは
遠くからイエス様の後に
ついていくのです。

イエス様がこれから
どうなるのか、
気になっていたのでしょう。

イエス様が裁判を
受けている間、
ペテロは役人たちと
一緒に火に当たっています。

闇の中で、光がペテロに当たる。
その光に照らされたペテロを見て、
一人の女性が彼に言うのです。

「あなたも、ナザレ人イエスと
 一緒にいましたね」

これを聞いて、ペテロは
即座に否定し、
彼女から逃げるのです。

でも彼女は周りの人たちに
「この人はあの人の仲間です」と
言い始めます。

またもペテロは否定するのです。
彼は自分を守ろうと必死。
さらに他の人がペテロに
「確かに、あなたはあの人たちの
 仲間だ」と言います。

それに対して彼は嘘なら
呪われてもよいと誓ってしまう。
どれだけペテロが追い詰められて
いたかが分かります。

このように誓ったあとに、
鶏がもう一度鳴くのです。
それを聞いて、ペテロは
我に返ります。

そして泣き崩れるのです。
ペテロは自分の弱さ、
愚かさに打ちのめされます。

私たちも自分の意志、
熱意によってイエス様について
行けるわけではありません。

なぜなら私たちの意志、熱意は
外からの攻撃にもろいからです。
でもそんな弱さを主は
知っていてくださるのです。

それだけでなく私たちのために
祈っていてくださいます。
この主の祈りによって
私たちは日々立つことができるのです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、弱い私たちのために

イエス様が日々とりなしてくださることを感謝します。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。