【日々のみことば】12月6日

手放す信仰

 今、私に聞きなさい。
  あなたがたの同胞の中から
 捕えられた捕虜を帰しなさい。
  主の燃える怒りがあなたがたに
 臨んでいるからだ。
           Ⅱ歴代誌28:11

南ユダの王アハズは、主の前に悪を行う。
そのため主はアラムと北イスラエルの手に
彼らを渡される。
それによって南ユダは大損害を受け、
多くの民が、捕虜として連れて行かれる。

そんな中でも主は南ユダの人々を
あわれんでくださる。
預言者を北イスラエルに遣わされ、
彼らの罪を指摘し、
捕虜を南ユダに帰すように命じられる。

その預言者のことばに北イスラエルの人々は、
素直に応答し、南ユダで捕えた捕虜と
略奪したものをすべて手放す。
しかもただ手放すのではなく、
恵みを施して。
そして南ユダと北イスラエルの境にある
エリコの町に連れて行って解放する。

南ユダの人々は悔い改めたわけでもなければ、
主に叫び求めたわけでもなかった。
それでも主は彼らを救い出され、
恵みをもって彼らをもとの所に帰される。

主の恵みは私たちの理解を超えている。
考えられないほど大きな愛で、
主は私たちを導いてくださる。

父よ、罪深い私たちをあわれみ、
 あなたの測り知れない愛を
注ぎ続けてくださっていることを感謝します。

【日々のみことば】12月5日

主の信頼を裏切る

 しかし、彼は強くなると、その心は高ぶり、
  ついに身に滅びを招いた。彼は自分の神、
 主の信頼を裏切った。
              Ⅱ歴代誌26:16

ウジヤは父アマツヤが高ぶったために、
苦しみにあったことを見ていたはずなのに、
同じことを繰り返してしまう。
主を求めるウジヤを主は大いに祝福されたが、
それによって彼の心は高ぶる。

主の信頼を裏切り、祭司たちを差し置いて、
主の神殿で香をたこうとする。
部下たちにたしなめられても、
彼は悔い改めない。

そんな高慢なウジヤを主は打たれる。
汚れた者となり、隔離される。
それでも主のあわれみは
彼を殺されなかったこと。

本来だったら、主を恐れず、
主の教えを守らなかった彼は
殺されて当然だった。
しかし主は彼をあわれみ、
彼に悔い改めの機会を与えられる。

彼が主の信頼を取り戻したかどうか、
何も書かれていないので、分からない。
でも主のあわれみを感じることができたのではないか。

主は私たちもまたいつもあわれんでくださる。
主の信頼を裏切りやすい私たちが
主に立ち返ることができるように
常に導いてくださる。

父よ、高慢な私たちをあわれんでくださり、
 あなたに立ち返る力を備えてくださることを感謝します。

【日々のみことば】12月4日

心高ぶった結果として

 「なぜあなたは、あなたの手から自分の民を
   救い出すこともできないような神々を求めたのか。」
                    Ⅱ歴代誌25:15

南ユダの王アマツヤは、主の助けによって
セイル人を討ったのに、自らの手柄とする。
しかもセイル人の神々を拝むようになる。

このように高ぶりと誇りによって、
彼は主を捨ててしまうのです。
そのためアマツヤは預言者を通して語れる
主の声を無視して、自ら滅びを招きます。

なぜ人は主の御声を聞きながら、
他の神々を求めるのか。
自分の手中に神々を収めたいという
思いがあるからかもしれない。

自分の願いをそのまま受け入れてくれる
神々を求めている。
けれど、それは私たちにとって幸いではない。
主の御声に従うとき、主のみこころに生きるとき、
私たちはいのちの道を歩むことができる。

父よ、自分の願い、思いではなく、
 あなたの願い、思いを求める者とさせてください。

【日々のみことば】12月3日

それよりも多くのものを

 ・・・神の人は答えた。
 「主は、それよりも多くのものを、
     あなたにお与えになります。」
             Ⅱ歴代誌25:9

南ユダの王アマツヤは、敵と戦うとき、
北イスラエルの兵を大金を使って雇った。
でも主は彼らとともに戦いに行くなと命じられる。
代わりに主なる神様が助ける力、
つまずかせる力を与えられると約束される。

アマツヤは、その助言を素直に受け入れるが、
一つ心残りのことがあった。
それは北イスラエルの兵士を雇うために
払った大金はどうしたらよいかと。
彼としては北イスラエルに返してもらいたかった。

それに対して神の人は、主なる神様は、
それよりも多くのものを与えてくださると
彼を励まされる。

私たちも自らの考えで行動し、
無駄にしたなと思うことがある。
でも私たちが主の言葉に聞き、
主に従うならば、
それよりも多くのものを
主は与えてくださる。

父よ、私たちに素直さを与えてください。
 あなたが私たちの思いを超えた
素晴らしいものを与えてくださることを信じます。

【日々のみことば】12月2日

主に立ち返らせるため

 彼らを主に立ち返らせるため、
  預言者たちが彼らの中に遣わされた。
 預言者たちは彼らを戒めたが、
  彼らは耳を貸さなかった。
           Ⅱ歴代誌24:19

エホヤダの死後、南ユダの人々は主を捨てる。
ヨアシュは主の声ではなく、
リーダーたちの声を聞くようになる。
そして偶像礼拝によって御怒りを引き起こす。

そんな彼らを悔い改めさせ、
主に立ち返らせるために
主は預言者たちを遣わされる。
でも彼らは悔い改められない。
エホヤダの子ゼカリヤさえ殺してしまう。

主を捨て、高慢になり、心が頑なになると、
主に立ち返ることは困難。
ただただ自分の身に滅びを招くことになる。
主の御声を聞くに早い者とさせていただきた。
今日、主は私に何を語っておられるだろうか。

父よ、頑なで、あなたの御声を
 無視してしまう弱い者です。
どうか、あわれんでください。
 そして、あなたに日々立ち返る心を
与えてください。

【日々のみことば】12月1日

民は喜んで

 彼はダビデの町に王たちとともに葬られた。
  彼がイスラエルにおいて、
 神とその宮に対して良いことを行ったからである。
                 Ⅱ歴代誌24:16

ヨアシュはアタルヤの悪事によって
崩れかけていた宮を修復するように
呼びかける。
この呼びかけに多くの民が応え、
喜んで、あふれるまでささげる。

またヨアシュを支え、
彼のアドバイザーであったエホヤダが
130歳で召される。
歴代誌の記者は彼が神とその宮に対して
良いことを行ったと評価している。

良いこと、主のために仕えることは、
私たちにとって喜びである。
けれど私たちはいつも喜びとはならない。
なぜだろうか。

それは私たちが主だけを見ていないことが
一つの原因ではないだろうか。
主に仕え、ささげる喜びが失われたとき、
もう一度自らを顧みていきたい。

父よ、あなたは私の喜びです。
 でもそう思えないときもあります。
そんなときあなたを見上げ、
 あなたを知る者とさせてください。