【日々のみことば】10月8日

アムノンの過ち[サムエル記第二 13:1-22]

アブサロムはアムノンに、
 このことが良いとも悪いとも
何も言わなかった。
          Ⅱサムエル13:22

ダビデの子どもたちの間で、
大きな問題が起ります。
アムノンが異母兄弟のタマルを
力ずくで自分のものにしようとするのです。

これは彼の友ヨナダブの進言でした。
箴言27章には「人はその友によって研がれる」とあり
聖歌にも「友を選べ心して」とあり、
どのような人と友達となるかは、
私たちの人生を左右するものとなります。

アムノンは悪友ヨナダブによって
惑わされ、悪を選ぶことになるのです。
この出来事を聞き、ダビデは激しく
怒りますが、何か行動に起こさないのです。

タマルの兄アブサロムは、
自分の妹タマルのゆえにアムノンを憎みます。
このことがダビデ家の混乱を招き、
家族がバラバラになっていくのです。

私たちも時に周りの声に惑わされ、
悪を選んでしまいそうになります。
そのことに踏みとどまるために大切なことは
私たちの一番の友であるイエス様の声に聞くこと。

今日も私たちの友である
イエス様の声に聞いて、
イエス様とともに歩んで参りましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、イエス様が私たちの友となって

下さったことを感謝します。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】10月7日

悔い改めからの礼拝[サムエル記第二 12:15-31]

ダビデは地から起き上がり、
 からだを洗って身に油を塗り、
衣を替えての家に入り、礼拝をした
          Ⅱサムエル12:20

ダビデはバテ・シェバとの間に
与えられた子どもの癒やしのために
一晩中、地に伏して祈ります。
けれどその子は死んでしまうのです。

これを知ったダビデは、
地から起き上がり、
身をきよめ、
主を礼拝します。

このことはダビデの部下にとって
不可解なことでした。
子が亡くなったら、もって悲しみ、
とんでもないことをするのではないかと
恐れていたからです。

でもダビデは違いました。
主のさばきによる子の死を
しっかり受けとめるのです。

ダビデはこの時、どんな気持ちで
主を礼拝したのでしょうか。
悔い改め、主の赦しへの感謝、
子のたましいを主に委ねる。

ダビデにとってバテ・シェバとのことは
大きな苦しみ、悩みとなりました。
でも彼の人生は、この失敗で終わり、
主が彼らを見放されることはなかったのです。

主は彼らをなおもあわれんでくださり、
主の愛される子ソロモンを
彼らに与えてくださいました。

この主の深い、とこしえの愛を
ダビデとバテ・シェバは受け、
さらに主への信頼が
増し加えられたことでしょう。

主は正しい神、
主は罪を明らかにされる神。
主は赦しの神、
主は立ち上がらせてくださる神。

今日も主は私たちの罪を明らかにして、
悔い改めて生きることを待っていてくださいます。
それとと同時に、私たちを赦し、
私たちを新たに立ち上がらせてくださるのです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、私たちの罪を

明らかにされるだけでなく、
 赦し立ち上がらせてくださることを感謝します。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】10月6日

罪が取り去られる[サムエル記第二 12:1-14]

「主も、あなたの罪を
 取り去ってくださった。
 あなたは死なない。
          Ⅱサムエル12:13

ダビデの罪は、主の前に
隠れていませんでした。
ナタンを通して、彼の罪を
明らかにされるのです。

それまでダビデは自分の
悪に全く気づかず、
自分にあわれみの心がないのを
悟れません。

けれどダビデの恵みは、
罪が明らかにされたとき、
「私は主の前に罪ある者です」と
素直に自らの罪を認めた点です。

この素直さに私たちもならい、
主にあって自らの罪・悪を認め、
悔い改めて生きていきましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、私たちに素直な心を与え、

日々悔い改めて生きることができますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】10月5日

みこころを損なう[サムエル記第二 11:14-27]

しかし、ダビデが行ったことは
 主のみこころを損なった。
          Ⅱサムエル11:27

ダビデはウリヤが自分の
思うようにしてくれないので、
敵の手によって間接的に、
ウリヤを殺そうとするのです。

本当に恐ろしい、考えられない
ようなことをダビデは計画します。
あの忍耐深く、主とともに常にあった
ダビデはどこに行ってしまったのでしょう。

しかしこれが私たち人間の罪深い姿。
私たちはダビデのような
悪をするはずがないと思います。
彼の不信仰を責めるかもしれません。

けれど私たちの心の奥深く、
今なお存在する闇の部分には
このような汚れ、悪があるのです。
それは自分の力ではどうすることもできない。

この現実から目をそらすことなく、
しっかり見続けることで、
私たちは悪から遠ざけられるのです。

主にいつも私たちの内側を
探っていただき、主のみこころを
損なっていないかを
明らかにしていただきましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたのみこころを

損なうことがありませんように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】10月4日

ダビデの罪[サムエル記第二 11:1-13]

しかし、自分の家には
  下っていかなかった。
          Ⅱサムエル11:13

ダビデは主がともにいたため、
すべてのことが上手くいき、
心に少し隙ができたのでしょう。

ウリヤの妻バテ・シェバを見初め
彼女を召し入れてしまいます。
このことで子どもが与えられ、
ダビデは一つの策を講じるのです。

バテ・シェバの夫ウリヤを
戦場から返し、彼に家に帰るように
勧めます。

けれどウリヤは家に帰らず、
家来たちと王宮の門のあたりで
過ごすのです。

その意味が良く分からなかった
ダビデはウリヤに自分の家に
帰らなかった理由を尋ねます。

するともっともな答えが
返ってくるのです。
けれどそれを聞いても、
ダビデは自分のした悪について悟りません。

この時のダビデの心は
完全に閉ざされていたからです。
罪は時に、私たちの心を完全に閉ざし、
全く見えなくさせます。

それは大変恐ろしいこと。
ですからいつでも主によって
心の目を開いていただきましょう。

また自らも絶えず主とともにあり、
信仰の目を覚まし続けることができるよう
お祈りしていくことができたら幸いです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、心の目を開き、

信仰の目を覚まし続けることができますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】10月3日

主が御目にかなうことを[サムエル記第二 10:1-19]

強くあれ。われわれの民のため、
 われわれの神の町々のために、
奮い立とう。主が、
 御目にかなうことをされるのだ。
          Ⅱサムエル10:12

ダビデはロトの娘の子孫である
アンモン人に真実を尽くそうとします。
ところがアンモン人は
それを拒絶するのです。

そこでダビデはアンモン人と戦います。
この戦いにおいて、ヨアブたちは、
主の御名によって奮い立ち、
戦いに臨むのです。

そして大勝利を収め、
イスラエルに敵対していた国々は
イスラエルに仕えるようになりました。
またアンモン人を助ける国はなくなるのです。

アンモン人はイスラエルとは
遠い親戚関係にありながら、
イスラエルに対して、
いつも戦いを仕掛けていました。

そんな彼らをダビデの時代に
完全に敗北させます。
これによってダビデ王国は
さらに堅く立てられることになるのです。

私たちの周りにも色々な
戦いがあります。
なかなか解決できない
課題もあるのです。

それらは主の時に必ず脱出の道が
与えられます。
それによって私たちの歩みがさらに
確かになっていくことでしょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたの導きによって私たちの

歩みがさらに確かになることを信じます。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】10月2日

ダビデのあわれみ[サムエル記第二 9:1-13]

恐れることはない。
 私は、あなたの父ヨナタンのゆえに、
あなたに恵みを施そう。
          Ⅱサムエル9:13

ダビデはサウルとヨナタンとの
約束を決して忘れませんでした。
そしてヨナタンの子メフィボシェテに
神さまの恵みを施すのです。

これを受け、メフィボシェテは
大変驚きます。
自分をダビデが顧みて、
助けてくださったからです。

メフィボシェテはサウル・ヨナタン、
イシュ・ボシェテが死んだ後、
自分の身にも危害がおよぶのではないかと
恐れて身を潜めていたのでしょう。

けれどダビデに呼び出され、
もう自分のいのちは終わったと
思ったはずです。

ところが彼は父ヨナタンのゆえに
殺されることなく、土地さえも
返還され、いつもダビデの食卓で
食事をすることになるのです。

私たちも主の恵みに
あずかる者ではありませんでした。
けれどイエス様のゆえに
私たちは神の国を相続する者とされています。

また聖餐式を通して、
主の食卓でともに食事をする者と
されているのです。

この大きな恵みを覚えて、
主に感謝して、今週も歩んで参りましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、イエス様のゆえに

私たちを顧みてくださり、感謝します。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。