【日々のみことば】10月16日

アヒトフェルの助言[サムエル記第二 17:1-14]

主がアヒトフェルのすぐれた
 助言を打ち破ろうと定めて
おられたからである。
          Ⅱサムエル17:14

ダビデの息子アブサロムに
アヒトフェルはすぐれた助言をします。
でもその助言をアブサロムは、
すぐに受け入れないのです。

彼はフシャイの助言も
聞いてみることにします。
そしてフシャイの助言の方が
アヒトフェルよりも良いとするのです。

ダビデは15章で「主よ、どうかアヒトフェルの
助言を愚かなものにしてください」と祈ります。
この祈りの主の答えこそ、
今日の箇所でした。

また主はアブサロムにわざわいを
もたらそうとして
アヒトフェルのすぐれた助言を
打ち破られたのです。

主の前では、すぐれた助言も
全く意味がありません。
主に逆らう者の計画は、
主によって打ち砕かれるのです。

私たちも色々なことばに惑わされたり、
恐れたりすることがあります。
でも主を無視した、主に逆らう計画は
すべて打ち砕かれます。

だから恐れることなく、
くじけることなく、
主の救いを待ち望んでいきましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたのみこころだけが

成就することを信じます。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】10月15日

主が心をご覧になる[サムエル記第二 16:1-23]

おそらく、主は私の心を
 ご覧になるだろう。
          Ⅱサムエル16:12

ダビデが息子アブサロムから逃亡中、
サウル家の一族シムイから
呪いのことばをかけられ、
石を投げつけられます。

これはダビデにとって
大きな試みであったはずです。
でも彼の行為を咎めず、
そのままにさせるのです。

それはシムイの行為が主から
出ていると思っていたからです。
ダビデはシムイの行為に
耐え忍びます。

また耐え忍ぶだけでなく、
主が自分の心を見ていてくださると、
主に信頼し、主の報いを
待ち望むのです。

このように主に信頼し、
主の助けを待ち望むなら、
私たちも様々な試みに対して、
耐え忍ぶことができることでしょう。

その時は何でこんなことが
自分の身に起るのか分からなくても
後の日に主が私たちに報いて下さるのです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、様々な試みに対して

耐え忍ぶ心を与えてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】10月14日

主が良いと思われることを[サムエル記第二 15:24-37]

どうか、主が良いと思われることを
 この私にしてくださるように。
          Ⅱサムエル15:26

ダビデはツァドクたちが神の箱を
運び出したのを見て、
それをエルサレムに戻すように
命じます。

これはダビデが神の箱に何の
思い入れもなかったからではありません。
神の箱を自分勝手に
持ち出してはいけないと考えたのです。

彼は今、自分に起っている災いが
自らの罪の結果であることを
誰よりもよく分かっていました。

確かに罪は取り去られ、
死なないとの約束を与えられましたが、
罪の報いを受けていたのです。

その報いを彼は謙遜に受け止め、
主のあわれみにすがります。
「主がよいと思われることをこの私に」
と主に自らの処遇を委ねるのです。

これこそが罪赦され、主の恵みを
待ち望む私たちの姿でしょう。
何が何でも恵んでくださらなければ
困るという高慢な態度を捨てること。

「主が良いと思われることを
自分にしてくださるように」と
祈るなら、主が自分に最善を
成してくださると知るでしょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたの恵み、あわれみにすがります。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】10月13日

逃げるダビデたち[サムエル記第二 15:13-23]

主は生きておられます。
そして、王様も生きておられます。
          Ⅱサムエル15:21

ダビデはアブサロムの手から逃れます。
でも彼は一人ではなかったのです。
多くの仲間が彼には与えられていました。

ガテ人イタイもその一人でした。
ダビデはエルサレムに戻るように
彼に命じます。
しかし彼はそれを拒むのです。

そしてナオミについていった
ルツのように、ダビデについて
行くと決意します。

このイタイの存在は
ダビデにとって
大きな励ましとなったことでしょう。

同じように私たちにも苦楽をともにする
仲間が主によって備えられています。
私たちは決して一人にはされないのです。
それでも時に孤独に感じることもあるでしょう。

しかしイエス様は私たちを見捨てず、
私たちとともにいて励まし続けてくださるのです。
このイエス様に信頼する人生に、
間違いはありません。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、私たちに苦楽をともにする仲間を

与えてくださり、ありがとうございます。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】10月12日

人の心を盗む[サムエル記第二 15:1-12]

アブサロムはイスラエルの
 人々の心を盗んだ。
          Ⅱサムエル15:6

アブサロムはダビデが自分を
良く思っていないと考えます。
その寂しさ、空しさから
ダビデに対抗しようとするのです。

アブサロムはダビデの元に
来る人たちを一人ひとり呼んで
彼らに優しい声をかけ、
彼らの心を盗むのです。

それも1年や2年ではありません。
四年間も、そのようなことを続け、
自分が王となるための準備をするのです。

そしてアブサロムはダビデが
ユダの王として油を注がれた場所
ヘブロンに行きます。

さらにイスラエルの全部族に人を遣わし、
「アブサロムがヘブロンで王になった」と
言わせるのです。

この謀反に多くの人が賛同し、
ダビデはピンチになります。
ダビデはこのアブサロムの試みを
全く知らなかったのでしょうか。

そうではないかもしれません。
でもアブサロムの計画が上手くいくとは
考えておらず、油断していた。

アブサロムのことを放っていたため、
このように追い詰められることになったのです。
私たちは神様との関係、人との関係で
問題となっていることを放置していることはないでしょうか。

もし何か思い当たることがあるならば、
そのままにせず、解決の道が与えられるよう、
お祈りしていきましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、問題を放置することなく、

しっかり対処する力を与えてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】10月11日

アブサロムの心[サムエル記第二 14:21-33]

アブサロムは王のところに来て、
 王の前で地にひれ伏して礼をした。
王はアブサロムに口づけした。
          Ⅱサムエル14:33

ダビデはヨアブのアドバイスを受け、
アブサロムを連れ戻します。
けれどアブサロムを心から赦し、
受け入れたわけではなかったのです。

彼の顔を見ることを拒絶します。
これはアブサロムにとって
大きな苦しみでした。

自分が何のためにエルサレムに
連れ戻されたのか、分かりません。
だからヨアブを呼んで、
事の真相を確認しようとするのです。

けれどヨアブも、彼の呼びかけに
応答せず、沈黙します。
アブサロムの願いは、
父ダビデから愛され、赦されること。

それをダビデは心から
受け止め切れないのです。
形式的にはアブサロムに口づけしますが、
この後も関係が回復することはありません。

崩れた関係を元どおりに戻すのは、
簡単ではないのです。
私たちもそうですね。

自分にマイナスなことをした人を
どうしても赦せない。受け入れられない。
そんなとき十字架につけた者たちのために
祈られたイエス様の姿を見倣いたいと思うのです。

十字架のイエス様の愛に
立ち返れたらと願います。
今日もイエス様の心を心とし、
赦しと愛に生きられますように。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、許せない、愛せない私たちに

愛と赦す心を与えてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】10月10日

事の成り行きを変えるため[サムエル記第二 14:1-20]

王様の家来ヨアブは、
 事の成り行きを変えるために、
このことをしたのです。
          Ⅱサムエル14:20

ヨアブはダビデとアブサロムとの
関係がこのまま続くことを
良いとは思いませんでした。

どうにかしてダビデが
アブサロムを赦し、
血の復讐が繰り返されないように、
一人の知恵ある女性を
ダビデのところに遣わします。

この女性とのやり取りを通して、
徐々にダビデの頑なにされた心は
溶かされていくのです。

そして彼女はヨアブの意図を
はっきりとダビデに伝えます。
それが冒頭の言葉でした。

事の成り行きを変えることは、
本当に簡単なことではありません。
でもヨアブのような仲介者がいることで、
頑なな心が溶かされるのです。

私たちも強情になって、許せず、
受け入れられないことが多くあります。
そんな私たちのためにイエス様が
仲保者として立ってくださるのです。

このイエス様のとりなし、祈りによって
私たちの頑なな心が癒やされ、
素直な心が与えられることでしょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、いつでもイエス様が仲保者として立ってくださり、

頑なな心を溶かしてくださることを信じます。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】10月9日

復讐するアブサロム[サムエル記第二 13:23-39]

ダビデは、毎日アムノンの死を
 嘆き悲しんでいた。
          Ⅱサムエル13:37

アブサロムは兄アムノンに
復讐する機会を狙っていました。
それを実行に移すために
まず父ダビデを誘うのです。

けれどダビデはアブサロムの
勧めをはっきりと断ります。
なぜダビデが断ったのか。
恐らく何か嫌な予感がしたのでしょう。

しかしアブサロムがあまりにも
しつこく勧めるので、
王の息子たちを行かせます。
そこでアムノンは殺されるのです。

あまりにも悲惨なことが
起っています。
これはダビデがアムノンとタマルの件を
放置したことによる報いでしょう。

ダビデは自分の家庭を
正しく治めることが
難しくなっていくのです。

様々な失敗、問題を
そのままにしておくと、
大きくなって
手のつけようがなくなることがあります。

そうなる前に、自らのすべきことを考え
行動していくことができるように、
お祈りすることができたら幸いです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、様々な問題をそのままにするのではなく、

何をすべきかを考え行動していくことができますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。