【日々のみことば】5月19日

主に祈る[Ⅰサムエル8:1-22]

そのことばはサムエルの目には
 悪しきことであった。
それでサムエルは主に祈った
       Ⅰサムエル記8:6

サムエルはイスラエルの民が
自分を退け、「私たちをさばく王を
私たちに与えてください」と
要求してきたことを快く思いません。

彼の目には悪と映るのです。
彼は今までリーダーとして
仕えてきた苦労が、誰からも認められず、
拒絶されたと感じました。

しかし彼は反論することなく、
黙って退き、主に祈るのです。
彼は主の前に自らの心の内にあることを
すべて注ぎだしたことでしょう。

またサムエルは神様がイスラエルの
身勝手な願いを聞かれるわけはない
と考えていたはずです。

そんな彼の思いに反して主は
「民があなたに言うことは
何であれ、それを聞き入れよ」
と命じられます。

一方、主なる神様は彼が
同胞から拒絶された痛みをご存知でした。
ですからサムエルに、
イスラエルが王を求めたのは、
あなたを拒んだからではない。

彼らはわたしが王として
自分たちを治めることを
拒んだのだと語られるのです。

このサムエルの気持ちはよく分かります。
私たちも自分が認められることを求め、
拒絶されるとショックを受けるからです。
自分の目に悪と見えることもあります。

この時、サムエルは、その怒り、不満を
人々の前にあらわにするのではなく、
主の前にすぐに持っていくのです。
そのとき主のみこころを知ります。

私たちも不当な扱いを受けたり、
悪と見えることが
起こることがあるのです。

そんなとき自らで解決しようとか、
不平不満をぶちまけるのではなく、
主の前に持っていくことが
できたら幸いです。

父よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたにすべてを注ぎだして

祈ることができますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。