【日々のみことば】5月6日

私に代わって[ルツ記3:14-4:6]

私に代わって、あなたが買い戻してください
                ルツ記4:6

ボアズはすぐに行動します。
自分よりももっと近い、
買い戻しの権利のある親族に
長老10人の前で、買い戻すかどうか
問いかけるのです。

すると最初、彼は買い戻すと告げます。
それに対してボアズは
「ルツを引き受けなければならない」と
答えるのです。

そうすると彼はそれを拒絶します。
異邦人であり、もう一人の妻を
引き受けることで自分に
不利益があると思ったからです。

そのためボアズに買い戻しの
権利を譲ります。
このやりとりを見ながら、
買い戻すことは簡単でないことが
分かるのです。

けれどボアズは、
不利益を受けたとしても、
ルツを引き受ける決意をするのです。
それはルツの誠実さを見ていたからです。

イエス様は私たちを買い戻す、
贖うために大きな犠牲を
払ってくださいました。

それは私たちの誠実さを
見られたからではなく、
私たちをただあわれみ、
愛しておられたからです。

この主のあわれみ、
愛によって今、私たちは
罪奴隷から解放され、
神の子とされているのです。

父よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、イエス様によって私たちを

贖ってくださったことを感謝します。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】5月5日

買い戻しの権利[ルツ記3:1-13]

あなたの覆いを、あなたのはしための上に
 広げてください。あなたは買い戻しの
権利のある親類です。
              ルツ記3:9

ナオミの言いつけ通り、
ナオミはボアズの足もとに寝ます。
それに気がついたボアズは、
ビックリしつつ、
自分のすべきことを悟るのです。

彼は彼女を買い戻すために
どうするべきかを考え、
「主は生きておられます」と語り、
主の御手にすべてを委ねます。

それにしてもルツの誠実な姿を
ボアズが認め、彼女の味方に
なってくださることは、
何という幸いでしょうか。

同じように今も生きておられる主は
私たちの姿を見て、私たちを認め、
私たちの味方になってくださるのです。

父よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、私たちの味方となってくださることを

ありがとうございます。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】5月4日

御恵みを惜しまない主[ルツ記2:14-23]

生きている者にも、死んだ者にも、
 御恵みを惜しまないが、
その方を祝福されますように。
             ルツ記2:20

ボアズはルツにとても良くしてくれます。
彼女が惨めな思いをしないように配慮し、
落ち穂を拾いやすくするように
若い者たちに命じてくれるのです。

家に帰ると、ナオミはルツが
買い戻しの権利のあるボアズの畑で
落ち穂拾いをしたことを知り、
大変驚き、主の導きを感謝します。

すべてナオミが計画したことでなく、
主のご計画の中にあったのです。
私はよく自分の計画通りに
物事が進むように努力します。

けれどすべてのことは、
私たちの計画ではなく、
主のみこころだけがなるのです。
そして主の計画が私たちにとって最善。

このことに日々、こころを留めて、
歩んでいくことができたら幸いです。

父よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたのご計画は

私たちにとって最善であることを信じます。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】5月3日

御翼の下に[ルツ記2:1-13]

あなたがその翼の下に身を避けようとして
 来たイスラエルの神、から、
豊かな報いがあるように。
              ルツ記2:12

ベツレヘムに着いた後で
ルツは畑に行って、落ち穂を拾います。
その畑が”はからずも”エリメレクに属する
ボアズの畑でした。

”はからずも”と書かれてありますが、
これも主の導きであったことは確かです。
しかも、このボアズは心から主を愛し、
人々にも愛される人でした。

ボアズはルツに目をかけ、
彼女に親切にします。
それは彼女のこれまでのことを
すべて聞いていたからです。

そして彼は彼女に告げるのです。
「主があなたのしたことに報いてくださるように。
 あなたがその翼の下に身を避けようとして来た
 イスラエルの神、主から、豊かな報いがあるように」

ここから分かることはルツが
ただナオミに着いてきたのではなく、
主に信頼し、主の翼の下に身を
避けようとしてきたということです。

御翼の下に身を避ける、
主の守りを信じ、主のみに信頼する。
その報いは大いにあります。

私たちにとっては”はからず”
のことかもしれませんが
主はすべてを計画され、
私たちに豊かな報いを与えてくださいます。

父よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、すべてがあなたの御手の中にあることを信じ、

あなたの翼の下に身を避ける歩みでありますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】5月2日

あなたの神は[ルツ記1:15-22]

あなたの民は私の民、
 あなたの神は私の神です。
           ルツ記1:16

ナオミはルツにモアブの地に
帰るように、なおも説得します。
けれどルツは引き下がらないのです。
ナオミについて行く決心は揺らぎません。

そして「あなたの民は私の民、
あなたの神は私の神」と告白するのです。
ルツはナオミといっしょに生活する中で、
主を信じ、主に信頼する者とされました。

ナオミはモアブの地で苦しみ、
辛いことがありました。
けれど彼女が主に信頼する姿を見て、
ルツも信仰をいただくのです。

私たちも人生の中で、
様々な苦しみがあります。
その中でさえ、主は私たちを用いて、
主を信じる人たちを与えてくださるのです。

父よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、苦しみの中でも、

あなたに信頼して歩み続ける者とさせてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】5月1日

すがりつくルツ[ルツ記1:1-14]

二人はナオミに言った。
「私たちは、あなたの民のところへ
 一緒に戻ります。」
            ルツ記1:10

エリメレク、ナオミ夫婦は、
飢饉のために約束の地を離れ、
モアブに行って、滞在します。

そこでエリメレクと、
二人の息子が死に、ナオミと
二人の嫁が残されるのです。

このような中、ナオミは
二人の嫁をモアブに残して、
ユダの地に戻ろうとします。

けれど二人はナオミと一緒に
ユダの地に戻ると告げるのです。
ナオミは彼女たちを説得し、
オルパはモアブの地に戻ります。

けれどルツはナオミにすがりつき、
離れようとしないのです。
このルツ記の出だしは、
何とも言えない厳しさがあります。

ナオミも自分に次から次に
起こる苦しみを前に、
「主の御手が私に下った」と
嫁たちに告げているのです。

彼女は恐らく約束の地を
自分たちの都合で離れたので、
こんな苦しみ、悲しみに
襲われているのだと考えたのでしょう。

しかし彼女は一人ではありませんでした。
彼女にすがりつく、異邦人の嫁がいました。
ルツはどんなに説得しても
彼女から離れませんでした。

このルツが今後、ナオミの悲しみを癒やし、
新たな希望を与える存在になります。
私たちも自らの歩みを振り返りながら、
主の御手が下ったと嘆きたくなることもあるでしょう。

けれど主はいつも私たちに慰め手を
用意してくださいます。
私たちは一人ではなく、
ともに試練を乗り越えるための
仲間を必ず与えてくださるのです。

父よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、私たちが苦しみ、嘆く時に、

慰め手を送って下さることを信じます。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。