【日々のみことば】11月12日

すべて知っていながら[ダニエル書 5:17-31]

あなたはこれらのことを
 すべて知っていながら、
心を低くしませんでした。
          ダニエル 5:22

ダニエルは顔色が変わり、
動揺する王に厳しいことばを語ります。
王は父ネブカドネツァルに起こった
すべてのことを知っていたのです。

父の心が高ぶり、頑なになったために、
主が彼を王座から引きずり降ろし、
栄光を取り上げ、さらに心を獣と等しくし、
動物のように暮らさせたことを。

その結果、父は悔い改めて、
いと高き神が人間の国を支配し、
みこころにかなう人を
お立てになることを知ります。

このすべてを知っていたのに、
子のベルシャツァル王は、
全く心を低くしないで、
逆に主に向かって高ぶるのです。

そのため彼は主によってさばかれ、
王としての地位が奪われ、
殺されてしまいます。

私たちはどうでしょうか。
見ても、聞いても、
何も悟ることができず、
自分の道を進み続けることがあるのです。

そんな私たちに主はいつも警告を与え、
悔い改めて生きる道を備えてくださいます。
今日も私たちの霊的な目を
主に開いていただきましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、鈍い私たちの霊的な目を

今日も開いてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月11日

動揺する王様[ダニエル書 5:1-16]

「王よ、永遠に生きられますように。
 いろいろと思い巡らし
 動揺してはいけません。
 顔色を変えてはなりません。
           ダニエル5:10

ベルシャツァル王は父ネブカドネツァルが
主によってへりくだらされたことを忘れ、
主の前に高慢になり、主の御名を汚し、
主の怒りを起こさせます。

主は王宮の壁に文字を書くのです。
その様子を見た王は顔色が変わり、
動揺し、震えます。

またその文字の意味を示すように
国中の知者たちを呼びますが、
だれもその意味を王に
告げることができないのです。

その時、王の母が王の
ところにやって来ます。
彼女は王に、父の時代に
夢を説き明かした
ダニエルを推薦するのです。

王の母は、自分の夫に起こったこと、
そしてダニエルによって夢が
説き明かされたことのすべてを
心に留め、冷静に対処します。

私たちはベルシャツァル王のように
何か思いがけないことがあると、
すぐに顔色を変え、
動揺することがないでしょうか。

または今までの歩みを振り返り、
主がすべての主権者であることを信じ、
主の助けを待ち望むことが
できているでしょうか。

動揺し、恐れているとき、
主に立ち返り、主のみわざを
思い巡らすことができたら幸いです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、思いがけないことが起こった時、

動揺せずにあなたのみわざに
 思いを巡らすことができますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月10日

理性が戻る[ダニエル書 4:19-37]

今、私ネブカドネツァルは、
 天の王を賛美し、あがめ、
ほめたたえる。
           ダニエル4:37

ネブカドネツァル王が見た夢を
ダビデが説き明かし、
王に警告をしますが、
王はその警告をすっかり忘れます。

そして主の前に高慢になり、
自分を誇ってしまうのです。
その結果、王は人間の中から追い出され、
動物のように理性を失います。

けれど主はずっと彼を放置されず、
定めの期間が終わると、
彼に理性が戻ってくるのです。

そして王は主なる神様を
ほめたたえ、主を賛美します。
こうして王はもう一度、王位につき、
それまで以上の絶大な権威が加えられるのです。

王は理性を失い、困難な道を通ります。
しかし主によって回復したとき、
彼は主の前にへりくだり、
主の主権を認め、賛美する者と変えられるのです。

私たちも主の前に高ぶって歩むなら、
私たちは主にあって低くされます。
それは私たちが高ぶって歩むことが、
悪の道だからです。

主が求めておられることは、
へりくだって、私たちの神様と
ともに歩むことなのです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、高ぶってしまう私たちを

へりくだらせてくださることを感謝します。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月9日

王の見た夢[ダニエル書 4:1-18]

私は、聖なる神の霊がおまえにあり、
 どんな秘密もおまえには
難しくないことを知っている。
           ダニエル4:9

以前、ダニエルに夢の意味を
説き明かしてもらった
ネブカドネツァル王は、
再びダニエルに尋ねます。

王はダニエルには神様の霊が
ともにあり、どんな秘密でも
明らかにできると信じているのです。

けれど、その夢の意味は
夢の中ですでに王に
示されています。

17節の後半にあるように、
いと高き神様が人間の国を支配し、
これをみこころにかなう者たちに与え、
人間の中の最も低い者をその上に立てること。

すなわち王が主の主権を認め、
主の前にへりくだって、
人間の国を治めるようにとの
主の警告でした。

でもそれを王は理解しようとしません。
いや、主のみこころは明らかなのに、
その事実を見ようとしないのです。
これが大きな問題でしょう。

私たちも主のみこころが明らかなのに、
それから目を背けてしまうことがあります。
主は私たちに多くの警告を与えられ、
主の主権を認め、へりくだることを待っておられるのです。

今日も主が明らかにしてくださることに、
目を留め、主の前に謙遜に
歩むことができたら幸いです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたのみこころから

目を背けることがありませんように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月8日

救い出された三人[ダニエル書 3:19-30]

神は御使いを送って、
 このしもべたちを救い出された。
           ダニエル3:28

三人を火の中に投げ込むように
命じたネブカドネツァル王は、
とても驚きます。

それは火の燃える炉の中に、
縄を解かれて歩いている
4人の者が見えたからです。

彼らは何も害を受けておらず、
第四の者の姿は、
神々の子のように見えました。

このように三人が救い出されたことを
受けて、王は自分の命令に背いても
主に信頼し続けた者を救い出された主を
ほめたたえるのです。

主に信頼する者は、自分自身が救われ、
助けられるだけではありません。
主がほめたたえられ、
主の栄光が現されるのです。

私たちも主を信じ、
主の救いを待ち望む者として
主を第一としていくとき、
主は私たちを通して、
ご自身の栄光を現してくださいます。

この素晴らしい恵みを覚え、
主なる神様の救いを待ち望み、
主に信頼して歩ませていただきましょう。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、私たちを通して、あなたの素晴らしさが

ますますほめたたえられますように。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月7日

たとえそうでなくても[ダニエル書 3:1-18]

私たちが仕える神は、
 火の燃える炉から私たちを
救い出すことができます。
             ダニエル3:17

ネブカドネツァル王は、
金の像を造ります。
これは自分の権威を
知らしめるためでした。

そして金の像を拝まない者は
火の燃える炉に投げ込まれると
宣告されるのです。

そのような宣告がなされても、
ダビデとともに王に仕えるために
選ばれた3人は金の像を拝みませんでした。

それが王に伝えられると、
王は怒り狂い、
3人を連れて来るように命じます。

そして王は彼らにもう一度
金の像を拝むチャンスを
与えるのです。

その時、王はどの神が自分の手から
彼らを救い出せるだろうかと
言うのですが、彼らははっきりと
王に答えます。

自分たちが仕える神が
火の燃える炉から、王の手から
救い出してくださると。

さらに「たとえそうでなくても」
王の神々には仕えず、
金の像を拝まないと告げるのです。

彼らはどんなに脅されても、
追い詰められても、
主への信頼が揺るぎません。

また、もし自分たちの願うように
ならなかったとしても、
ほかの神々を拝み、
主を裏切ることができないと堅く誓うのです。

私たちは、どうでしょうか。
主がこのようにして、ああして、
救ってくださいます。
それ以外に方法はないのです。

そんな風に自分の考えを押しつけ、
自分の思ったようにならないと
文句を言ったり、つまずいたり
することがないでしょうか。

「たとえそうでなくても」と
いう信仰は私たちの歩みにおいて
とても大切です。

自分の願うような救いではなくても、
主は私を助け、
最善を成してくださることを信じ、
歩んでいくことができたら幸いです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、あなたの最善が今日も

あなたにあって行われることを信じます。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。

【日々のみことば】11月6日

夢の説き明かし[ダニエル書 2:31-49]

大いなる神が、これから後に
 起こることを王に告げられたのです。
その夢は正夢で、その意味も確かです。
             ダニエル2:45

ダニエルは王が見た夢と、
その説き明かしをします。
そのときダニエルははっきりと
天の神が王にすべてのものを与え、
治めさせられたと告げるのです。

主は夢を通して王に、
バビロンやその周辺の国々に
これから起こることを
示されました。

この夢の説き明かしを聞いた王は、
ダニエルの前にひれ伏すのです。
それは王が夢を正夢だと信じ、
天の神の存在を認めたしるしでした。

けれど王は夢の意味をしっかり理解し、
生き方を変えた訳ではなかったのです。
それは3章以降で彼が行ったことを
見れば明らかです。

みこころを知っても、
聖書をいくら読んでも、
それをしっかり受け止めなければ、
意味がありません。

ただ聞くだけの者ではなく、
みことばを実行し、
生き方を変えることが私たちに
常に求められているのです。

主よ、あなたに信頼します。あなたを愛します。
 父なる神様、みことばを聞くだけでなく、

実行する者とさせてください。

*聖書箇所は「日々のみことば」
   (日々のみことば出版委員会)にもとづいています。